第11回中四国オープン 大会所感
Update:2008/10/29
第11回となった中四国オープンは、10月25・26日の両日、岡山県新見市大佐の「風の聖域」特設コースで行われた。
競技はオープン14名(72H)、アマ46名(27H)の参加となった。
初日は晴れ間にやや強い風が吹く中始まり、1ラウンド目は8バーディの-7で福岡の梶山能が抜け出し、三重の坂井、梶山学が追う形で終わる。マスターの高山の5バーディの-4も抜きん出た力を示した。
午後からの2ラウンド目。ここで東京・高橋がこの日ベストの9バーディで2位に浮上。梶山能は安定した力で-11とスコアを伸ばし首位をキープ。坂井・梶山学の二人は#3の池への投げ降ろしでのミスが響き-5と3位に並んだ。マスターの高山も-10と総合2番目の成績で初日を終えた。
2日目は小雨で冷え込み、霧が視界を悪くする中、3ラウンド目9ホールがスタート。首位・梶山能は-5で通算-16とスコアを伸ばし、梶山学・高橋が続いた。坂井はパットミスが響き5位に後退。代わって熊本・横田5バーディで3位に浮上した。
予選最終ラウンド18Hも、雨の中となった。ここで圧巻だったのは梶山学。今大会のベストとなる-10で通算-19とし、梶山能に3打差と肉薄した。マスター部門は高山が圧倒的な力の差で-19とほぼ勝利をきめる。
決勝は150mを超える投げ下ろし2ホールが加わったコースで行われ、#2(61m)で猛追する梶山学の不運なOBを叩き、梶山能が逃げきると思われた。が、#3の160mで梶山能の大きなハイザーがOBとなる。安定した心技で#8の150mをベタピンとし、梶山能の中四国オープン初勝利は決定した。
アマ部門はオープンと同時刻にスタートし、予選18H。アドバンスでは大阪・竹内と千葉が同点首位。それを舛田と高野が追う展開となった。ここで、グランドマスターの神山がアマベストとなる-3を出したことには目を見張った。またU13の坂井佑の3バーディも素晴らしかった。
決勝9ホール。アドバンスは自力に勝る竹内が逃げ切り昨年優勝の千葉に競り勝った。マスター部門は同点首位の伊藤・大石によるサドンデスとなった。白熱した戦いは4ホール続き、最後は大石のOBで、伊藤の勝利が決まった。
<>
あいにくの雨となった二日目。一人の欠席もなく、怪我もなく開催を終えられたことはスタッフを代表して、こころから感謝いたします。また、県知事選挙と重なったためにボランティアが不足するなか駆けつけてくださったJFDAの皆様には心からのお礼を申し上げます。また、本部周辺および会場デコレーションに尽力くださったヒーロー様、ありがとうございました。
今回、驚いたことはアマ部門の皆さんの力が格段に上がったことでした。このことは来年以降のコース設定に考慮すべきことと、スタッフ一同、嬉しい驚きとともに肝に銘じたいと思います。
みなさま、ありがとうございました。副賞のマツタケはおいしく召し上がっていただけたでしょうか?
岡山県ディスクゴルフ協会