第21回佐賀・吉野ヶ里オープン 大会所感
Update:2024/04/26
佐賀では令和で2回目となる第21回佐賀・吉野ヶ里オープンが4月13日・14日に開催されました。
初日・二日目共に暑いぐらいの快晴となり、午後から吹いてくる春風とともに選手の皆さんはいつもとはかなり趣の異なる池超えや、全18ホールのうち4ホールあるパー4のコースに果敢に挑戦しました。
以下は、部門毎の戦いの趨勢です。
【アマ部門】
アドバンス
アマ部門は、今回で2回目となるの2日間の戦いでした。
初日二日目共18ホールを2ラウンド36ホールで戦われ、初日に112のスコアを出した舛田郁男選手が、2位の西村研杜(けんと)選手を2差で抑えトップ。二日目は上位4名が厳しく競い合う中、第3ラウンドでも3差リードするスコアでラウンドした舛田郁男選手でしたが、最終の第4ラウンドで痛恨の58をたたき、これを53で逆転した西村研杜選手が見事に優勝。3位には5位から最終ラウンドで53と大躍進した山中祐(たすく)選手が北原將平選手と並んで入賞。
アマ・アドバンス部門(以下敬称略)
優勝 西村研杜 221
2位 舛田郁男 223
3位 山中 祐 226
3位 北原將平 226
アドバンスレディス
前回優勝の吉岡恭子選手が初日は1差でリード、これを追う北原朋子選手が二日目の第3ラウンドで逆転しそのまま優勝しました。3位にはジュニアプレーヤーの西村俐乃選手が初日からの順位を守って入賞。
アマ・アドバンスレディス部門
優勝 北原朋子 228
2位 吉岡恭子 235
3位 西村俐乃 245
マスター
マスター部門は初日から首位をキープした日高竜市選手がそのままリードを守り優勝
2位は初日時点で同スコアに並んだ3位の田添寛(ゆたか)選手を二日目第3ラウンドで突き放した持留慎吾選手が入賞
アマ・マスター部門
優勝 日高竜市 214
2位 持留慎吾 244
3位 田添 寛 250
グランドマスター
グランドマスター部門は初日から首位をキープした田村雄一選手がそのままリードを守り優勝
初日下位と1差で2位に立った嘉村善正選手は二日目第3ラウンドまで2位をキープするも最終ラウンドでスコアを崩し2位天久選手にかわされ、3位の松井成起選手と同スコアの3位タイとなりました。
アマ・グランドマスター部門
優勝 田村雄一
2位 天久泰
3位 松井成起
3位 嘉村善正
レジェンド
レジェンド部門は、昨年優勝の柳澤秀憲に代わって、初日からトップに立った安部真一選手が最後まで柳澤秀憲選手と有川満選手を押さえ優勝しました。
アマ・レジェンド部門
優勝 安部真一 249
2位 柳澤秀憲 270
3位 有川 満 275
【プロ部門】
シニアグランドマスター
初日トップの吉岡達浩選手が二日目もそのままの勢いで決勝まで進み、優勝されました。2位には森省三(しょうぞう)選手が入賞されました。
プロ・シニアグランドマスター部門
優勝 吉岡達浩 243
2位 森省三 262
3位 河合伸浩 269
4位 田中稔秋 280
グランドマスター
初日から全体でも6位に相当する好スコアでラウンドした浜崎徹選手がぶっちぎりで優勝され、2位に高山幸司選手、3位に大島竜也選手でした。
プロ・グランドマスター部門
優勝 浜崎 徹 233
2位 高山幸司 254
3位 大島竜也 272
マスター
初日トップの大野雅史選手がそのまま優勝、2位以下も初日の順位どおりでした。
プロ・マスター部門
優勝 大野雅史 238
2位 金城洋之 255
3位 三笠圭一 266
4位 山根章仁 269
プロ・レディス
初日トップの高木里香選手が、二日目第3ラウンド終了時点では中川原由香選手に並ばれながらも最終第4ラウンドは3差として優勝。2位には中川原由香選手が続きました。
プロ・レディス部門
優勝 高木 里香 241
2位 中川原友香 244
プロ・オープン
連覇を狙う梶山学選手が初日第2ラウンドで驚異の48(10アンダー)でトップに立ち、2位の梶山能安(よしやす)選手がこれを3投差で、3位のシメル航(こう)選手が4投差で追う展開。二日目第3ラウンドでシメル航選手が2投差まで差を縮めますが最終的には2差のままで梶山学選手が逃げ切り優勝を手にしました。
初日は4位と出遅れた初出場のMing Tszho(ミン ツーホウ)選手は最後まで諦めず、3位と健闘しました。また、4位には梶山能安選手が入賞されました。
プロ・オープン部門
優勝 梶山 学 211
2位 シメル航 213
3位 Ming Tszho 221
4位 梶山能安 225
<プロ・ニアピン賞>
高木里香 選手
<アマ・ニアピン賞>
柳澤秀憲 選手
<反省点>
●今回の大会で初のコースディレクターを務めた山根章仁が監修する完全にリニューアルされた新コースで大会を開催しました。コースの美しさは目を見張るものがあり選手の皆さんにもたいへん好評、かつ難しさも抜群でした。
●大会方式は、2日目の時間の調整のため、準決勝と決勝を一度に回る決勝18ホールでのラウンドとしました。
●皆さんのおかげでニアピンコンテストを開催するゆとりも生むことができました。
●佐賀・吉野ケ里オープンとしては、1年の休止を挟み2年ぶりとなったためか、エントリーは好評を博し一気に72名のフル・エントリーとなりました。(キャンセル繰り上げもありました。)
●また、大会中にOBラインがティーから見えにくい箇所にはしっかりとマーキングを施すなど、スムーズな進行に注意を払いました。
●また、今回からルール改正により全員がスコアを付けることや、PDGAデジタルスコアの採用など、変わるべき時代の最初の試みとなりました。
●これもまた、JPDGAの役員シメル航さんの協力がありデジタルスコア併用の大会進行を大変助けてくれました。
●12歳以下のプレーヤーには保護者が同伴するか、保護者を代理する方と同一パーティーに組むなどの工夫が必要でした。
●大会後は後片付けの方も進行しながら、時間をかけてウェーダー着用による池の中の大捜索が行われ大量のディスクを回収しており、順次ロストした選手にお返しできそうです。
最後になりましたが、本大会の運営に当たり、吉野ヶ里公園管理センターの皆様には、多大なるご尽力、ご協力を継続していただき感謝申し上げます。
また、お疲れのところを最後まで大会コースの後片付けにご協力いただいた近県協会の皆様、大変ありがとうございました。
また、来年の第22回大会には選手のみなさんは今年のリベンジを果たしに、そして最高のパフォーマンスを示しに、またお集りくださいますようお願い申し上げます。