第2回東日本ダブルス大会所感
Update:2007/12/25
第2回を迎えたダブルス選手権が、マスター選手権に続き好天に恵まれた国営ひたち海浜公園特設コースで行われた。
アイランドとマンダトリーが適度にばら撒かれた、マスターズ選手権に続くTD酒井の苦心の作だ。昨年18番と1番が離れ動線が悪かったが、今回はバージョンアップして改善された。
かなり気温が下がる公園には、来園者も少なく、スムースなラウンドが行われた。
日本を東西に分けての同時開催にも拘らず、参加者はダブルス部門だけで54名にのぼり、初心者、スタッフ中心に行われた「ひたち後援杯」も20名近い参加者で賑わった。
協賛をDDJamにお願いし、商品各種のほか、各部門の優勝者にはオリジナルTシャツを用意して頂いた。大会準備は、金曜のうちに殆ど仕上げられ、公園事務所の協力、大会スタッフの手際よさには感心させられた。大会が始まると、寒さをものともせず、各所に配置されたスタッフが安全確保に目を光らせた。お陰で、今回のクレームは0との報告を受けた。
大会は初日、プロ部門に10組(オープン7組・マスター3組)、チャレンジ部門に3組、ひたち公園杯に20名近い参加者で盛り上がりを見せた。風はやや強いものの、絶好のコンディションに熱戦が繰り広げられた。
プロオープン部門では、九州から助っ人を呼び寄せた、菊地、梶山(能)ペアが、2位実広ペアに7打差を付ける42(18アンダーパー)で先行。2ラウンド目でもその差を開いて、初日で勝利を不動のものとした。団子状態の2~5位は6差の中にひしめく混戦が続いて初日を終わった。プロマスター部門は2ラウンド目に大きくリードした六本木、櫻井ペアが初日をリード。昨年オープンで活躍した、坂井、佐藤ペアは、2ラウンド目の崩れが残念だった。3位には東北から横田、青木ペアが参加、息子たちにおされ気味のラウンドとなった。1DAYのチャレンジでは、その息子さんたちが美しいフォームから58のスコアを記録して、横田J、青木Jペアが優勝した。
2日目、プロオープン部門は、決勝進出を目指してオルタネートの3ラウンド目に挑んだ。結果は白井ペアが2年連続1差で決勝進出を逃した。また昨年、4位の健闘を見せた酒井、藤野原ペアは残念ながら6位、即席ペアの本田、渡辺ペアが7位となった。決勝は、菊地、梶山ペア、松田、迎田ペア、江原、望月ペア、実広ペアとなった。
決勝は、順位の変動も無くマスター、オープンと淡々と進んだが、決勝に入って、3位江原、望月ペアが、絶好調望月の活躍で、2位松田、迎田と6つあった差を、ついに7番ホールで追いついてしまった。そして、9番、興奮気味の江原、望月ペアの逆転2位で決勝の幕を閉じた。優勝ペアの1人、梶山能安は、公式戦今季初優勝となった。決勝に残った4ペアには、いずれも笑顔が溢れていた。マスター部門は、六本木、櫻井ペアがそのまま逃げ切って、初優勝を飾った。
2日目、アマチュア部門が行われ、アドバンス部門では、白井、家元ペアが前半のリードを守って優勝。2位には、決勝6アンダーで追い上げた五十嵐、大島ペアが竹林、原田ペアを逆転で食い込んだ。決勝で5アンダーを記録した塩原、小室ペアは、竹林、原田ペアと3位を分けた。シニアグランドマスター部門は、坂口、藤田ペアと緒方、脇田ペアが一歩も譲らず決勝へ。決勝では、アンダーパーの争いとなったが、1差で坂口、藤田ペアが抜け出し優勝した。
新設のミックス部門も、永野ペアと吉澤、関口ペアがサドンデスにも連れ込む接戦となったが、サドンデス3ホール目、バーディーを奪った永野ペアに軍配が上がった。
参加者の皆様、2日間ありがとうございました。来年は、より楽しめるコースを用意してお待ちしています。ご期待下さい。
実行委員会 白井