2007 アマワールド 前編
Update:2007/09/25
この記事は、6名の出場選手と同伴者で結成したチームメンバーから寄せられた貴重な体験談と膨大な写真を基に、抜粋・編集し作成しました。タイトルを『2007アマ ワールド奮戦記』と題し、前編(大会に臨むまで)・本編(予選~決勝戦・その他イベント)・後編(アマワールドとは?など)の3部構成となっています。
今回のPDGAツアーをサポート頂いたJPDGA横田事務局長および川崎会長に厚く感謝致します。
又、我々を暖かく送り出し応援して頂いた各県・都協会の皆様に心よりお礼申し上げます。
そして、㈱ヒーロー殿からの協賛は日本をアピールするツールとして心強いものがあり、現地での注目度やJAPAN OPENの関心の大きさを実感出来ました。この場をお借りして感謝申し上げます。
これから世界の舞台へと羽ばたくべきプレーヤー(特にジュニア)の方達への参考になれば幸甚と考えます。
文:河内秀夫(栃木県DG協会)
写真提供:2007Am TEAM JAPAN
1.前 編
1-1チームメンバーの紹介
(チーム名:2007 Am TEAM JAPAN)
①浅谷 信(神奈川県:29歳)
若手ホープ。 現地での各折衝に貢献
●アドバンスクラス
②横田 一平(岩手県:48歳)
岩手の重鎮。健次郎選手の父で良き指導者
●マスタークラス
③小室 友彦(茨城県:54歳)
愛称:ドットCOM。ムードメーカーさん
●グランドマスタークラス
④河内 秀夫(栃木県:55歳)
愛称:ちゃり。 本チーム団長(2度目の参戦)
●グランドマスタークラス
⑤横田 健次郎(岩手県:12歳)
岩手の星。
●ジュニアU13クラス
⑥青木 雅樹(東京都:12歳)
昭和記念の。スター
●ジュニアU13クラス
⑦青木 美樹(東京都:48歳)
雅樹選手の父であり、心強きキャディさん。
○サポートリーダーとして我がチームに同行し、全面的にバックアップ。
1-2ツアー情報
2-1)大会開催日程
会場:ミルウォーキー市(ウィシコンシン州/米国)
ミルウォーキー市はミシガン湖(5大湖のひとつ)の西岸に位置する人口約60万人の街。シカゴに近く、札幌とほぼ同じ北緯43度でバドワイザー・ミラーなどの大手ビール工場を有し、酪農王国と称される静かなところです。
今回は市内にある3箇所のディスクゴルフコースを使用しました。
2-2)ツアー&大会スケジュール
★印はオプションイベント
7月
21日(土)17時:成田発
21日(土)21時:ミルウォーキー着(現地時刻:日本との時差マイナス15時間)
22日(日):★フィールドイベンツ&練習ラウンド:Aグループ
MLB観戦 ほか:Bグループ
23日(月):市内見学&練習ラウンド:Aグループ
★ジュニアダブルス戦(横田/青木ペア):Bグループ
19時~ ★プレイヤーズミーティング
24日(火) 8時~ :予選第1日目
19時:★フライマート(オフィシャルホテルにて)
25日(水) 8時~ :予選第2日目
19時 :★プロ デモレッスン(ジェンキンス兄妹など有名プロによる)
26日(木) 8時~ :予選第3日目
19時 :★ピザパーティ&
※グローダブルス(ナイトゲーム)
※雷雨が急襲して来た為、エントリーを断念
27日(金) 8時~ :予選第4日目
28日(土):決勝ラウンド観戦& 市内見学・ショッピング(午前中)
16時~:★表彰式
29日(日)10時:ミルウォーキー発
30日(月)17時:成田着 (ミルウォーキーとの時差:プラス15時間)
1-3出発前の準備
3-1)登録・予約など
①エントリー登録
エントリーフォーム(JPDGA事務局にFAX又はE-Mail)
②予約案件の処理
a..ホテル :オフィシャルホテルを手配(JPDGA事務局)
b..航空券 :格安パッケージ手配(E-Mail)
c..レンタカー:ミニバン2台 (AVIS社にE-Mail)
③取得
a..パスポート 1通
b..国際免許 1通
c..通貨・小切手 米国ドル・T/C(トラベラー/チェック)
3-2)ホームページの開設
④準備状況や現地の情報収集など、メンバー間の伝達をスムーズに進める為、開設した。
チーム掲示板や関連情報のリンク集及び各資料を作成、特に共通資料(EXCEL版)は随時整備し、意見のすり合わせ等におおいに役立った。
a..チーム掲示板 :BBS
b..メンバーリスト:住所や緊急時及び携帯電話等の連絡先(名簿様式:EXCEL版)
c..ツアー日程表:自宅⇔成田APへのアクセス・出国~帰国までのフライト日程および各メンバーの参加イベントを含む全日程など
d..配車プログラム:毎日のコース(3箇所)への選手の送迎時間表をチャート化。
e..精算管理表:発生費用を内容別に整理したもの。
⑤持ち物
・日用品:軽量で丈夫なものを選び、買い揃えはなるべく避け現地(渡米先)で購入する様にした。現地で廃棄するか持ち帰れば格好のお土産になる為である。
・スーツケース:空きスペースの余裕(お土産が増える)を持つ様にサイズを考慮した。
・使用ディスク:現地に着くまでのアクシデントで盗難・紛失等に遭った場合を想定し、一箇所にまとめず、愛用ディスク数枚は手荷物として分けて持った。
・手土産(日本からの):漢字で書いたものや、安価(\100品でもOK)であるが日本をイメージさせる趣向のある小型・軽量のグッズを選んだ。これらは毎日のラウンドパーティ内のメンバーに配り、おおいに喜ばれた。
(例:ストラップ、箸、タオル、5円玉=穴あきコインなど)
⑥チームウエアほか
チーム間の士気を高め、JAPANの存在をアピールする為に、那須DGCで手配した。
別途、JPDGAから『TEAM JAPAN』ウエアや衣類が㈱ヒーロー殿の協賛を頂き、バッグをディスクゴルフバッグを含めメンバー全員に支給して頂いた。
【那須DGCオリジナル】
【HERO―DGバッグ】
1-4いよいよ渡米
7月21日(土)成田空港に12時30分集合。往路は2回(ロサンゼルスとミネアポリス)乗り換えるフライトであったが、いきなり出発時間が2時間遅れるハプニングが
あった。各空港での荷物検査(金属・飲料物)では誰かが引っかかる場面があった。又ペットボトル等の液体状の持ち込みはダメ。その場で飲み干すか捨てていくことになる。
靴を脱ぎ検査ゲートでは息を止めて(ブザーが鳴らないことを祈りつつ)くぐるのだ。
検査機の感度が良すぎだ。
一番気を使ったのが機内荷物室に預けた荷物の行方だった。乗り継ぎが2回有り都度ちゃんと積み替えて貰えてくれているか。結局、我々は荷物に触れることなく最終地の空港で受け取る事が出来た。かくして目的地のミルウォーキーに無事たどり着いた。
⑦レンタカー事情
早速予約してあったレンタカーを借りにAVISのカウンターへ。言葉の壁のせいか担当者が新人さんなのか話が進まない。予約したナビゲーターが付いてない。手続きは完璧な筈なのに根堀り、はほり質問され筆談を交え2台の鍵を受け取った時には、後に列が出来ていた。渡された地図は大まかな内容であり、空港を出発したものの迷走しながらの運転で走行車線を間違え早早とハイウエイを下りることに。チェックインの時間(24時)を
気にしながらも空腹には耐えられず、閉店間際の高級レストランに飛び込んだのである。
この時点で現地時間の22時であったろうか。近くで花火が『ドオ~ン』とか『パチパチパチ・・・』と我々を歓迎してくれているんだと勝手に納得。そして感動。とにかく
ホテルには30分遅れで到着した。ナビは付いてた方が絶対安心。それと地図は必携。
⑧ホテル事情
そしていよいよフロントである。時間が遅いので夜勤番の様な係り員とのやり取りであったが、チェックインの登録が分からないようで『難しい』の連呼しきり! 1部屋足りない話になり、すったもんだを繰り返しながらもなんとか部屋を確保した。
夜間のチェックインは注意すべし。
とにかく時差の関係もあり、飛行時間17時間を含め、この日40時間という長~い1日は無事終了したのである。
―――前編終了―――
その他情報サイト
1)浅谷さん
http://disc.seesaa.net/category/3348034-1.html
2)アマワールド各ホール写真
http://picasaweb.google.com/TeamJapan2
3)アマワールド写真集
http://picasaweb.google.com/amworld2007
後編はこちら >>