佐賀OP後記
Update:2006/04/26
■日時 平成18年4月8日9日
■場所 佐賀県吉野ヶ里町 吉ヶ里歴史公園 http://www.yoshinogari.jp/
参加者
■プロオープン 15名
■プロマスター 16名
■プロレディス 6名
■アマチュア 4名
■合計 41名
※大会結果はこちら
【大会初日】
好天に恵まれた大会初日はプロクラスの予選ラウンド
開始早々南からやや強い春風が吹く、吉野ヶ里コースにあってはノーマルなコンディションの中、特に池越えの#12,#13では、水面が美しさと裏腹に距離はないが選手を苦しめる。
今回はOB後はフロントからの特別ルールにより、2枚以上続けて落とすことはないものの、自ら精神的に落ち込む選手が多かった。
続く#14では、距離もある池越え。
しかもゴール両脇まで回り込むOBに落胆の声が相次いだ。
今回のコースコンセプトは弥生ダイナミズムタフでタイトなコースが続くインの9ホールに対して、最長145mの#9を筆頭に距離の長いアウトの9ホールはOBこそ少ないものの、テクニカルなコースレイアウトが選手を苦しめた。
馬の背のような地形の#6では今大会唯一のエースも飛び出したものの、多くの選手が次第に強くなる風に苦しめられ右に左にOBを喫した。
続く#7にあっては、最後まで攻め方が分からないという選手もいる程、テクニカルだった。ややレフティーに有利かと思われたが、きれいなアンハイザーできっちりバーディーに仕留める右利き選手もいて、見事だった。
大会本部前から投げる#1も又、攻めあぐねる選手が多かった。
目の前に薄く立ちはだかる樹木を避けて、高めに攻めつつ距離を稼がなくてはバーディーが取れず、ついつい力む選手が多かったようだ。
逆に本部に向けて豪快に投げ込む#9では、緩い下り坂を生かして、ローラーで145mを寄せようとする選手が多い中、優勝争いを演じた梶山学選手は、エアでぴったり寄せてバーディをゲット。テクニックを見せつけた。
#10は、距離もありながら、そのコース幅は最大でも20m、狭い場所では7mほどという、距離だけの選手には攻めあぐねる難コース。ここもまた、トップ4にはいかに寄せるかのパワー&正確さの競演となった。
そのほか、吉野ヶ里では名物ホールとなった#11の右側の田んぼには、いったい何枚のディスクが吸い込まれた事だろうか。
コース全体に沿って存在する環濠集落の丸太の柵がまた、今回特徴的にコースに取り入れられ、これを超えてから戻ってくるハイザーで#18を寄せてくる選手が、似たような#15では、逆に戻らずOBを出す等、吉野ヶ里特有のコースレイアウトを存分に味わったようだ。
【大会2日目】
昨日とは打って変わって曇り空の下、ほぼ無風と言えるコンディション予選第3ラウンドでは、好スコアが続出し、前日苦しめられた池にリベンジを果たす選手も多かった。
そんな中、ハーフで20、21という好スコアを出すトップグループいったいどれだけのバーディーをゲットしているのか。
予選終了時点では1打差の中に4人がひしめく大接戦となり、梶山兄弟、江原選手、浜崎選手で準決勝ラウンドが争われた。
続く決勝ラウンドにはなんと5人目の土井選手も同率で食い込み、5人で見事なバトルを繰り広げた。
1打差で追った梶山学選手は攻めた故のOBに崩れ、一方アグレッシブに攻め続け、長いパットを次々と決めた浜崎選手の追い上げは凄かった。
しかし、それに動じる事なく、淡々と好スコアをキープした梶山能安選手がそのまま5打差で逃げ切り、前回の福岡に続き2連続のチャンプとなった。
なお、2位には梶山学選手、浜崎選手が同数となり、#1サドンデスで決戦を行い、浜崎選手のバーディーで決定した。
大会を終えて、掲示板やメールで多くの参加者からコースの美しさや憎らしさへの賛辞をいただき、主催者冥利に尽きる大会であった事を申し添えたい。
なお、マスターでは、予選通過時点でトップに立った今林選手が惜しくも2位に敗れ、逆転優勝したのは高山選手であった。
3位4位には森兄弟が入った。
レディスでは吉岡恭子選手が距離のあるコースをきっちり攻めきり60を2回、そして決勝のイン9ホールを32で逃げ切った。
アマチュアでは今大会が純粋なゴルフのみの大会では初参戦となった一柳選手が見事な逆転優勝を果たした。
彼は、知る人ぞ知る、ディスクドッグ界の全日本チャンプで、ギネス記録保持者でもある。そんな選手にも注目いただけたことに主催者として感謝・感激としか言いようがない。
■場所 佐賀県吉野ヶ里町 吉ヶ里歴史公園 http://www.yoshinogari.jp/
参加者
■プロオープン 15名
■プロマスター 16名
■プロレディス 6名
■アマチュア 4名
■合計 41名
※大会結果はこちら
【大会初日】
好天に恵まれた大会初日はプロクラスの予選ラウンド
開始早々南からやや強い春風が吹く、吉野ヶ里コースにあってはノーマルなコンディションの中、特に池越えの#12,#13では、水面が美しさと裏腹に距離はないが選手を苦しめる。
今回はOB後はフロントからの特別ルールにより、2枚以上続けて落とすことはないものの、自ら精神的に落ち込む選手が多かった。
続く#14では、距離もある池越え。
しかもゴール両脇まで回り込むOBに落胆の声が相次いだ。
今回のコースコンセプトは弥生ダイナミズムタフでタイトなコースが続くインの9ホールに対して、最長145mの#9を筆頭に距離の長いアウトの9ホールはOBこそ少ないものの、テクニカルなコースレイアウトが選手を苦しめた。
馬の背のような地形の#6では今大会唯一のエースも飛び出したものの、多くの選手が次第に強くなる風に苦しめられ右に左にOBを喫した。
続く#7にあっては、最後まで攻め方が分からないという選手もいる程、テクニカルだった。ややレフティーに有利かと思われたが、きれいなアンハイザーできっちりバーディーに仕留める右利き選手もいて、見事だった。
大会本部前から投げる#1も又、攻めあぐねる選手が多かった。
目の前に薄く立ちはだかる樹木を避けて、高めに攻めつつ距離を稼がなくてはバーディーが取れず、ついつい力む選手が多かったようだ。
逆に本部に向けて豪快に投げ込む#9では、緩い下り坂を生かして、ローラーで145mを寄せようとする選手が多い中、優勝争いを演じた梶山学選手は、エアでぴったり寄せてバーディをゲット。テクニックを見せつけた。
#10は、距離もありながら、そのコース幅は最大でも20m、狭い場所では7mほどという、距離だけの選手には攻めあぐねる難コース。ここもまた、トップ4にはいかに寄せるかのパワー&正確さの競演となった。
そのほか、吉野ヶ里では名物ホールとなった#11の右側の田んぼには、いったい何枚のディスクが吸い込まれた事だろうか。
コース全体に沿って存在する環濠集落の丸太の柵がまた、今回特徴的にコースに取り入れられ、これを超えてから戻ってくるハイザーで#18を寄せてくる選手が、似たような#15では、逆に戻らずOBを出す等、吉野ヶ里特有のコースレイアウトを存分に味わったようだ。
【大会2日目】
昨日とは打って変わって曇り空の下、ほぼ無風と言えるコンディション予選第3ラウンドでは、好スコアが続出し、前日苦しめられた池にリベンジを果たす選手も多かった。
そんな中、ハーフで20、21という好スコアを出すトップグループいったいどれだけのバーディーをゲットしているのか。
予選終了時点では1打差の中に4人がひしめく大接戦となり、梶山兄弟、江原選手、浜崎選手で準決勝ラウンドが争われた。
続く決勝ラウンドにはなんと5人目の土井選手も同率で食い込み、5人で見事なバトルを繰り広げた。
1打差で追った梶山学選手は攻めた故のOBに崩れ、一方アグレッシブに攻め続け、長いパットを次々と決めた浜崎選手の追い上げは凄かった。
しかし、それに動じる事なく、淡々と好スコアをキープした梶山能安選手がそのまま5打差で逃げ切り、前回の福岡に続き2連続のチャンプとなった。
なお、2位には梶山学選手、浜崎選手が同数となり、#1サドンデスで決戦を行い、浜崎選手のバーディーで決定した。
大会を終えて、掲示板やメールで多くの参加者からコースの美しさや憎らしさへの賛辞をいただき、主催者冥利に尽きる大会であった事を申し添えたい。
なお、マスターでは、予選通過時点でトップに立った今林選手が惜しくも2位に敗れ、逆転優勝したのは高山選手であった。
3位4位には森兄弟が入った。
レディスでは吉岡恭子選手が距離のあるコースをきっちり攻めきり60を2回、そして決勝のイン9ホールを32で逃げ切った。
アマチュアでは今大会が純粋なゴルフのみの大会では初参戦となった一柳選手が見事な逆転優勝を果たした。
彼は、知る人ぞ知る、ディスクドッグ界の全日本チャンプで、ギネス記録保持者でもある。そんな選手にも注目いただけたことに主催者として感謝・感激としか言いようがない。
佐賀県ディスクゴルフ協会 事務局長 武藤 秀彰