第22回関西オープン大会所感
Update:2019/09/05
第22回関西オープンは千葉昌一コースディレクター(CD)監修の特設コースで8月31日・9月1日の2日間、京都府・スチールの森京都で開催されました。
雨模様の天気予報に反して期間中は気になるような雨も降らず、厳しい残暑もない中でプロ・アマあわせて41名のプレーヤーの熱戦が繰り広げられました。
【プロ・オープン】
ワールドから帰国した福田孝一の大会2連覇が注目のこのクラス。
第2ラウンドで本大会唯一の40台となる49をたたき出した福田が首位、3打差で梶山能安と落合澄が後を追い、さらに1打差で大石大、さらに1打差で晄勇人が追う展開で1日目が終了。
第3ラウンドでは梶山がやや崩れて5位に後退。
準決勝ラウンドは福田・落合・大石・晄での戦いとなるも、福田が20(9H)のビックスコアを出して後続を振り切りにかかり、決勝ラウンドでも手堅くプレーし、2位に11打差をつけての2連覇達成。
2位には晄が入り、3位タイで大石と落合となった。
【プロ・レディス】
エントリーが1名のみというモチベーションがあげ辛い状況の中、第3ラウンドを50台でプレーした渡部麻里の奮闘は素晴らしかった。
【プロ・マスター】
第1ラウンドを全体のトップスコアでプレーした岡上典之が1日目の首位で終了し、 岡上から2打差内で千葉昌一・Andy Painter・坂井美毅が追う展開で2日目へ。
第3ラウンドで、千葉が抜け出すも準決勝ラウンドでAndyと岡上が追い上げ、Andy・千葉・岡上の3人がタイスコアで決勝ラウンド。
痺れる状況のなかで、粘ったAndyが優勝した。
【プロ・グランドマスター】
1ラウンド目から吉岡達浩が抜け出し、終わってみれば18打差をつけて危なげなく優勝をかざり、第3ラウンドで調子を上げた早川浩一が2位、粘り切れなかった落合治生が3位となった。
第1ラウンドのミスを修正した山本貴彦が4位となった。
【アマ・アドバンス】
関西アマの雄・吉田興司が貫録の優勝、2位には4打差で高知の舛田郁男が入った。
このクラスの注目は、10年以上ぶりに大会出場の種谷博司。
結果は5位だったが、これを契機に本格的な復帰を願いたいところである。
【アマ・マスター】
竹内一二と平居博喜がタイスコアとなり、サドンデスへ。
サドンデス1ホール目は、距離の短い#11。
平居のティスローはペナルティエリアへ・・・ このスローを見た竹内が冷静にフェアウェイをキープし勝負あり! 竹内が優勝を飾った。
【アマ・SGM】
レジェンドクラスから統合された仲祥介と河村伊彦のサドンデスとなったこのクラス。
サドンデス2ホール目で仲が河村を振り切って優勝を飾った。
【アマ・SGMレディス】
このクラスも残念ながら森田早苗1名のみのエントリーだったが、随所に見られた森田の光るプレーが印象的だった。
入賞された皆様、おめでとうございました。
また、本大会は厳しい残暑の中での開催となることが多いため、今回の大会ではペナルティエリアを多く設定することでプレー時間の短縮に繋がった大会でもあったかと思います。
最後になりましたが、
大会開催にあたり会場提供をいただいたスチールの森京都様、
ご協賛いただいた、とやまフライングディスクストア様・diggin discgolf様、
運営協力をいただいた、京都・兵庫・大阪・三重のディスクゴルフ協会、フライングディスク協会様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
(文責:TD坂井美毅)