第17回佐賀・吉野ヶ里オープン 大会所感
Update:2019/04/22
佐賀では平成最後となる第17回佐賀・吉野ヶ里オープンが4月13・14日に開催されました。
大雨の前回大会と違い、初日は晴天、二日目に一時小雨ながら、まずまず安定した春風の中、選手の皆さんは池超え等、池が絡むホールが全18ホールのうち8ホールもあるスリリングな特設コースに果敢に挑戦しました。
以下は、部門毎の戦いの趨勢です。
【アマ部門】
アドバンス
予選で唯一アンダーパー53を出しトップに立った持留慎吾選手を1投差で同2位の舛田郁夫選手さらに1投差で3位の吉田興司選手が激しく追い上げる決勝となりました。追う二人が共に28投と競り合う中、持留選手は32投と残念な後退。舛田選手が逆転優勝を果たしました。
アマ・アドバンス部門(以下敬称略)
優勝 舛田郁夫 82
2位 吉田浩興二 83
3位 持留慎吾 85
シニアグランドマスター
SGMでは、予選決勝とも他をリードした有川満選手が優勝しました。
アマ・シニアグランドマスター部門
優勝 有川 満 93
2位 松本辰美 99
3位 藤本博行 112
アドバンスレディス
予選で2投リードの濱中成美選手が、決勝を1投リードで逃げ切り優勝しました。
アマ・アドバンスレディス部門
優勝 濱中成美 93
2位 Mihwa Hwang 94
シニアグランドマスターレディス
予選、決勝とも他を引き離した田畑志保子選手が優勝しました。
アマ・シニアグランドマスターレディス部門
優勝 田畑志保子 93
2位 松元ひとみ 108
3位 永野冨美代 115
【プロ部門】
シニアグランドマスター
初日1投差でトップの河合伸浩選手を二日目の3Rで7投差をつけた大島竜也選手が逆転し、準決勝で差を1投分縮めてきた河合選手を決勝で互いにイーブンに抑え、見事なプロ初優勝を挙げました。
プロ・シニアグランドマスター部門
優勝 大島竜也 254
2位 河合伸浩 259
3位 柳澤秀憲 295
4位 嘉村義正 298
グランドマスター
初日トップの吉岡達浩選手を森省三、森政登の兄弟選手が2位3位で追う展開。3Rでは森省三選手がトップを2投追い上げ5投差と縮めたものの、吉岡選手が準決勝、決勝とトップスコアで逃げ切りました。
プロ・グランドマスター部門
優勝 吉岡達浩 234
2位 森省三 245
3位 長岡弘 251
4位 森政登 268
マスター
初日トップのAndy Painter選手を4投差で追う廣中卓治選手 さらに4投差の浜崎徹選手が続きます。
二日目第3Rでは浜崎選手が追い上げて、トップのAndy Painter選手と5投差まで迫りますが、準決勝、決勝でAndy Painter選手が逃げ切り優勝。なお2位はサドンデスの結果浜崎徹選手。4位タイに2名が並びました。
プロ・マスター部門
優勝 Andy Painter 235
2位 浜崎徹 250
3位 廣中卓治 250
4位 西尾和明 259
4位 日高竜市 259
レディス
初日トップの高木里香選手が、安定した強さで二日目もリードを守り優勝。2位には中川原由香選手が続きました。
プロ・レディス部門
優勝 高木里香 253
2位 中川原友香 274
3位 Shinah Kim 283
4位 関口茂子 284
オープン
連覇を狙う梶山学選手が初日でトップに立ちました。兄の梶山能安選手がこれを2投差で追う展開。二日目3Rで梶山学選手が5投差まで差を広げたものの、その後、梶山能安選手が、準決勝で1投、決勝で2投を追い上げましたが、最終的には2投差で梶山学選手が逃げ切り優勝を手にしました。
プロ・オープン部門
優勝 梶山学 213
2位 梶山能安 215
3位 白井一夫 225
4位 黒田大輔 229
<反省点>
●今回の大会では、2日目の第3ラウンドにおいて、小雨の中ラウンドしたためか、スコアの集計ミスが目立ちました。
集計ミスがあると、正しいスコアに再計算した上で、2投のペナルティが課されます。
今回、プロ・オープンで1名、プロ・SGMで1名、アマ・アドバンスで1名、アマ・SGMで2名が集計ミスによるペナルティを課せられ、結果に影響が出ました。
みなさん、計算チェックを念入りにするようにしましょう。
●大会中にいくつかの質問を受けました。コースのセーフエリア、OBエリアの判定に関するものがほとんどでした。
OBラインを見落としてプレー続行してしまい、間違ったライからのプレーによるペナルティや、投げ直しによるスロー放棄などの処置が必要な例もあり、プレーヤーミーティングで丁寧に説明するほか、コースマップ情報を各自がしっかり把握するべきでした。
●また、疑問が生じたため、暫定スローを使ってグループが2通りのプレーを行い、ラウンド終了後に確認して正しいスコアを採用された事例があったようです。(スコアペーパーの痕跡による。)
今回、誤解や疑問が生じたホールについては、さらにわかりやすくコースマップに標記し説明する必要性を感じました。
最後になりましたが、本大会の運営に当たり、吉野ヶ里公園管理センターの皆様には、多大なるご尽力、ご協力を継続していただき感謝申し上げます。
また、夕刻迫るなか、お疲れのところを最後まで後片付けにご協力いただいた近県協会の皆様、大変ありがとうございました。
また、来年は新元号でのスタートとなります。選手のみなさんは今年のリベンジを果たしに、そして最高のパフォーマンスを示しに、またお集りくださいますようお願い申し上げます。