兵庫県、滋賀県などで開催されてきた関西オープンが3年ぶりに京都府日吉町で復活しました。今回の第18回大会は、日本オープン、京 都クラシック等でお馴染みの「府民の森ひよし」にて秋晴れ、絶好のコンディションのなか開催されました。
コースはアンディー作、関西オープン実行委員会監修で今までとは違う、技術重視設定、うまく行った時の満足感が得られやすいものにリ
ニューアルされ、アマにも楽しんで頂けるコースとなりました。
さて、今大会は2006m・Par58 (アマ1506m・Par56)と言ったコース設定にしました。 今回新たに設定したNo.1 はひときわ深い赤に染まっ た紅葉の木の下まで投げ下ろすコース。 No.1~3は溝とその右側の山はすべてOB設定としたことで、風が吹けば色々なドラマが起こりま した。アマ・女性でもバーディーチャンス、でもプロも大たたきするスリリングなコース。 まだの方は是非チャレンジして頂きたいコース。
その他No.13のアマ43m等少しの差でバーディーと大たたきに明暗が別れやすいコースが多々ありますので、技術に自信を持たれている プロ・アマの方のチャレンジお待ちしております。また、来期はABTへの昇格を目指し、遠方からも参加しやすい運営・配慮に努めますの で関西圏以外からも多数のご参加お待ちしております。
プロオープン部門は、全ラウンドでトップスコアをキープした常勝 梶山 学選手が余裕の優勝。その中で、2R目に学選手と同スコアで回っ た黒田大輔選手、随所に目を見張るショットを連発していたHyundo Jang選手、決勝で本領発揮した高倉武朗選手の活躍も大会を盛り上 げてくれました。
レディス部門は、将来が楽しみなShinah Kim選手が飛び出しましたが、急速に実力をつけている加藤宏美選手が2R目であっさり逆転し、 逃切優勝。特にNo.2は山の中から急傾斜の谷を超えて道路間際のゴールを狙うオープン部門でもあまりバーディーのでないコース。そこを回転の良さと絶妙のアンハイで奪ったバーディーは彼女の今後の活躍を予感させるショットでした。
マスター部門はNo.1のアンハイラインに最後までこだわり苦戦するも、他では安定したショットで魅了した千葉昌一選手が飛ばし屋の杉本 俊哉選手を抑えて優勝。
Gマスター部門は早川浩一選手が飛出し、高倉靖詞選手が追いかけるシーソーゲームで決勝までもつれ込んだ。勝利の女神は、勝利へ の執念と運がわずかに上回った高倉(靖)選手の方に微笑んだが、ステップ練習中の早川選手、後半でスコアをまとめてきた竹下・蔵座 両選手のリベンジに期待したいところです。
アマアドバンス部門は、1R目で郡 選手がわずかにリードするも大窪・高野両選手が追いかけるデッドヒート。勝者は初優勝の大窪選手、 1打差で逃げ切りました。
アドバンスレディース部門は公式戦初参加の南村選手が優勝。パワーがあるので、学プロのレッスン成果が出れば今後大いに期待の持てる逸材です。
マスター部門は、1R目は小谷選手、常勝 竹内選手、岡選手が飛び出したが、決勝でも非常に安定していた小谷選手が差を広げてこの部門初優勝。今後プロ部門でも活躍できるレベルに近づいたのでは。
マスターレディース部門はGマスター・シニアからの統合メンバー含めた戦い。1R目は、中島・小谷両選手の接戦。決勝では飛距離が伸び、マスター登録の意地も見せた中島選手が優勝しました。
GM部門は、常勝 神山選手が河村・平井・谷口選手の追い上げを振切って優勝。なお、決勝Rで谷口選手が出したスコアはアドバンスでも勝負できるもので賞賛に値します。
SGM部門は、1R目は仲選手が柳沢・森田両選手をわずかに抑えてリードするも、決勝Rで柳沢選手が見せたバーディラッシュの前に敗れた。 柳沢選手の決勝Rの27は、アマトップタイスコア。まるでゾーンに入って戦っている様でした。
最後に、この場をお借りして、会場・宿泊環境を提供いただいた府民の森ひよし、大会の準備・運営にご協力をいただきました関西オー プン実行委員会、京都府及び滋賀県フライングディスク協会、三重県及び兵庫県ディスクゴルフ協会、discgolf.jp、Hero disc 並びにDisc Sports の皆様に感謝申し上げます。
関西オープン実行委員会 TD 高山 幸司