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<06‘ファイナルを終わって>     07/01/27-28 ~東京・辰巳の森海浜公園~

‘06最終戦(ファイナル)が’07年1月27-28日両日、東京、江東区の辰巳の森海浜公園で開催されました。
大会は公園の協力により、芝生エリアのほとんど全面を使用して実施させて頂いています。
コース上は木が多く、普段は難コースとなりますが、この時期は、木の葉もほとんど無く、オープンな感じで投げていただける季節でもあります。
利用団体とのトラブル、一般客との事故も無く無事実施できたことは、参加者の皆様のご協力のお陰と感謝しています。

さて、当日は天気予報も徐々に変わって好天に恵まれ絶好の大会日和となりました。
風も弱く、選手の皆さんは試合に集中できたことと思います。
今回は、ファイナルということでプロ部門を意識した設定とさせて頂きましたので、アマチュア部門の方には、難コースだったと思います。久々にアプローチを意識したコース設定は、マッチプレーの緊張感を盛り上げるには不可欠な要素と考えて設定しました。緊張感の中で投げる、普段何気ない距離のアプローチはいかがだったでしょうか?
今回、協賛いただいた「DDJam」さんからは、協賛品のほかに、この大会のために作ったこだわりのオリジナルTシャツがオープン、マスター部門の各優勝者に渡されました。

<大会は…>

十数年ぶりにマッチプレーが帰ってきた。南は九州、北は岩手、秋田からの参戦を得て、好試合が展開された。コースの随所に罠が仕掛けられ、公園内に歓声が響き渡った。
好試合を拾ってみると、
①アドバンスで圧勝を予想された佐藤(弘)と新進気鋭、神奈川の浅谷が決勝で対決した。土付かずで決勝に進出した2人、接戦を制してアマチュアの頂点に立ったのは浅谷だった。ついに1つの壁を打ち破った。
公式戦初勝利を、メンタル的に最も過酷なマッチプレーで捥ぎ取ったことは、今後の飛躍を期待させるに十分な結果となった。オープン部門に挑戦する07年の彼から目が離せない。
②プロマスターは凄かった。1位、3位決定戦とも9Hで決着が付かずサドンデス。ピリピリした空気が周囲の目を引く。優勝争いは、勝てばどちらも今季初優勝となる岸、諸岡の対戦。罠に嵌ったのは諸岡。サドンデス1H目8番ホール3投目。ゴール手前2mにOBラインが横たわっている。左手奥55m。午後になって右からの風がやや強くなった中、右目からの軽いハイザーラインで寄せにいった諸岡のディスクは、40m辺りから急激に左にターン、1m残してOB。後攻めの岸は、安全策を取り決着。今季初勝利となった。
③オープンは梶山(能)の悔しそうな顔が印象的だった。準決勝では、関東対九州の対決となったが、関東勢、実広、松田の力が1歩及ばず、優勝決定戦は九州勢、梶山の兄弟対決となった。決勝の前半戦は、分けのホールが無いくらいシーソーゲームを展開したが、接戦を制したのは世界の力を見せつけた梶山(学)だった。
最終ホール100m、半径10mのアイランドに見事着陸したのは梶山(学)1人だった。
(JPDGAファイナル担当:白井一夫)