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2013ディスクゴルフ世界選手権(プロの部)(2013.8.6-10 – Crown Point, IN)
梶山(学)POで16位へ!!!白井(PSGM)で2年ぶり決勝進出!!!

2013年の世界選手権が8月6日から10日にかけて、米国インディアナ州クラウンポイントで開催されました。日本からは、梶山選手(PO)私(PSGM)の2人が参加しました。

場所は、シカゴオヘア空港から100kmにあり、7/29(月)現地入りしました。
今回のワールドコースは、オフィシャルホテルから10分ほどに1コースある以外は、使用する4コースが、同一公園内(ホテルから30~40分)にあり、ほぼクラブハウス回りからのスタートとなります。クラブハウスはかなり広く、記念ディスクは、1週間前でも沢山並べられていて、この中で、簡単な食事もとれます。さあ、これから練習三昧の8日間が始まります。
(ここのコースは、一か所離れたヒドントレイク以外は、レモンレイクパーク内にあり、レッド、ブルー、ゴールド、新設のホワイトがあります)

7/29PM、全長で一番短い、レッドコースを回ってみました。私は、3アンダーパーの59くらい、梶山選手は52辺りでした。難しい^);;
続いて、新設のホワイトに・・・するとそこへ、リチャード ワイソッキとポール ウリバリがきました。一緒に回ろうということで、梶山選手が投げることに。私は観戦することに(SGMは、このコースは使わない)なりました。パー64のコースを、彼らは全てパー3の様に回っていきます。本当に、どう投げて良いか解らないコースの連続ですが・・・。ティーからゴールはほとんど見えません。1投目の置きどころが非常に大事なポイントとなります。
初日から、良い選手とラウンドが出来ました。オープンでは、ベスト10のレベルが確認できたといっていいでしょう。(ワイソッキは5位-73、ウリバリは21位-60でした)

話しは変わりますが、彼らに限らず、翌火曜日には、大勢の選手が現地入りして、コースの確認に余念がありませんでした。私の場合も、練習のスコアと、試合の他の選手とのスコアを比較して、ポイントとなるコースを選びだし、大会中も集中して練習しました。そのことで、決勝に進出できたと思っています。コースを知ることの大切さを、実感した大会でした。

練習は計画通り進み、疲れもさほどありません。気温が日本と比べ、5~10度くらい低いことが要因と思われます。
8/3今日から、韓国のKimさんと合流、一緒にラウンドすることになりました。8/5までの3日間で、各コースを2ラウンド。特に難しいゴールドコースは、3ラウンド行いました。
練習では、各コース2h~3hで回れるのですが、試合では、3h~4hは必至でしょう。
570~1120fが5つ続くコースもありますからね。そんな各ホールでも、必ず森に囲まれたエリアがあります。

8/5午後7:00~開会式です。梶山選手が、日本の旗手として入場行進です。(写真あり)
明日から、いよいよ本番です。体調は、2人ともまったく問題ありません。

8/6ショットガンスタートは、午前8:30、午後は14:00からで、ティータイムは、前日に発表されます。初日は、やはり緊張します。そうそう、今日の夜は、フライマーケットです。
初日は、私2ラウンド-13、梶山選手は、ティータイムで1ラウンド-8と、まずまずの滑り出し。私は4位と2差の6位。梶山選手も、4位と2差の15位タイにいます。
8/7今日は、梶山選手が2ラウンドで、私がティータイムスタートです。あと2日もこれの繰り返しになります。
梶山選手の午後のラウンドに途中から、着く事が出来ました。成績順の3ラウンド目で、エベリン ジェンキンスと一緒のラウンドです。この対決は、47(-13)49(-11)でエベリンに軍配が上がりましたが、順調です。
8/8今後の展開を大きく左右する一日となりました。私は、ロングコース(ブルー)の不利を何とか凌いで、4位と2差のまま5位(-15)。梶山選手は、なんとウイルとのラウンドです。
170~340mが5ホール続くゴールドコース。梶山選手は、今大会唯一不満の残るラウンドで、-3。-12のウイルは一気に決勝の見える位置に、梶山選手は22位に後退してしましました。
この日のラウンド終了後、私の決勝進出に協力するということで、私が翌日ラウンドする、ホテルから10分の、ヒドントレイクに向かいました。注意深くラウンドの結果-8で回る事が出来ました。明日が楽しみです。ちなみに、梶山選手は、このコースは使いません。
8/9予選の最終ラウンドです。梶山選手は、午前中の-13で息を吹き返し、続く午後も-8のラウンド。今日1日で-21を記録。トータル-50として、再びベスト20の17位に浮上しました。私は、昨日の練習の成果が出て-12、トップグループの成績を待ちます。4位にいたランディ選手からグッド ラウンドの声が。彼が-5のラウンドだったので、トータル5打のリードを奪って4位に浮上です。明日のセミファイナルが、ずいぶん楽になりました。

初めてのルール適用(私):このコースの5番ホール。ゴールが山の上にあり、回りは、40度傾斜の斜面。6mの投げ上げを決めてバーディーの時のこと、坂を登ろうと手をついた瞬間、待ったがかかりました。1人の選手から、パットの後、完全に体重が残っていないとの指摘です。
他の選手も同意しました。ショットガンスタートの17ホール目で、11個目のバーディーでした。初めての経験で、動揺しました。気持ちを切り替えるのに10秒以上もかかったと思います。幸い、このホールの投げ直しも含め、上がり2ホールをバーディーとして、逆転のラウンドとなりました。
このようなことも起こるということを、想定に入れて置く必要がありますね。

8/10いよいよ最終日です。梶山選手は、思い切りの良いラウンドで締めくくり、この日も-11トータル-61で16位フィニュッシュです。ベスト10に入るには、1ラウンド平均10アンダーパーが必要な凄いレベルです。今回、たった1ラウンドの落ち込みが、ベスト10を逃がしたと言えます。私は、プレッシャーからか、ボギー先行のラウンドでしたが、後半踏ん張り-4。終わってみれば、わずか1差で2年ぶりの決勝進出です。決勝は、梶山・永田両選手がついてくれたお蔭で、3ホールも先頭で回る事が出来ました。
閉会式は、ラウンド終了後、クラブハウス横で行われ、交流の場ともなっていました。
梶山選手の活躍で、数多くの選手、関係者に声をかけられました。

今回、ワールド以外でも、2試合に参加しました。現在、仕事の関係でアメリカにいる永田さん(愛知)のお蔭で実現できた企画です。7/24~8/11の長期にわたる遠征では、大変お世話になりました。
最後の夜は、永田家と夕食を共にして、楽しい一時を過ごしました。
永田家の皆様、長い間ありがとうございました。

3週間の長期遠征でしたが、終わって見ると、アッという間の21日間でした。
これをキッカケにして、少し長期な遠征が、毎年できるようになればと考えています。夏休みが利用できる時期に、ワールドに関係なく、AorBクラスの大会出場でも良いような気がします。
追申:
アメリカの永田さん、ワールド1週間後の8/17 Bクラス大会Buffalo Trace Open(Palmyra IN)アドバンスに出場。プレーオフを制して、アメリカで2勝目を挙げました。前週の大会が、良い刺激になったのではないかと、密かに喜んでいます。

最後になりましたが、出場に当たり、様々なサポートをして頂いたJPDGA、いつも練習に付き合ってくれる辰巳の森の皆様、韓国のKimさんに、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。            (白井一夫2013.9.10)