遅くなりましたが、世界選手権のレポートをいたします。

大会の雰囲気などは河合さんや諸岡さん、白井さんのレポートで分かったと思いますので、
私は視点を変えてお伝えいたします。



世界選手権の規模や自分の成績やコース、使用したディスクなどは、裏話を交えながらTokyo Stylish Sports Radioでアップさせていただきました。
このradio放送もディスクゴルフ界初の試みですので、ご興味を持ってくださったら是非聞いてください。
Tokyo Stylish Sports RadioのURL
http://tokyostylishsports.seesaa.net/

そしてRadioで触れていない部分について、補足を含めてこちらで触れさせて頂きます。

まずは世界のトップの低年齢化。
すでに世界のトップは20代の前半まで若返ってきています。
今回の決勝も、マイケル・ヨハンソン以外はみんな20代前半。(ちなみにマイケル・ヨハンソンは私と同い年)
スポーツとして健全な血の循環がディスクゴルフでもなされています。20代の選手がメキメキ力をつけ、30代の選手が負けじと頑張る。
そして40代になったケン・クライモやバリー・シュルツは自然にマスターへ。
アメリカではディスクゴルフはスポーツとして確立されているということなのでしょう。
こうなれば自然とレベルは上がってくるわけで、飛距離もさることながらトップ選手の技術は目を見張る物があります。


そして大会運営の上手さ。
ちなみに大会の運営方法に関しては日本の大会は十分に世界でも高い水準だと思いますし、
JAPANオープンに至っては圧倒的に世界最高のホスピタリティだと思います。

ここで触れたいのは、運営側、選手、観客のそれぞれのディスクゴルフのイベントに対する意識が高いということです。
特にファイナルの雰囲気は本当にメジャースポーツのそれです。
トップの選手が「見たい」と思われる高いレベルのプレーをする。
それに対して何千人もの観客が選手を盛り上げ、大きな歓声を送る。
そして観客を退屈させない、トップ選手が最高のパフォーマンスを出せるような圧倒的な演出を運営側が行う。
(時間設定・コース設定・マイクでのパフォーマンスや音楽での演出など)
ディスクゴルフを知らない人が見ても引き込まれるような世界がそこにはありました。

お祭り好きのアメリカだからこそなのかもしれませんが、
日本のディスクゴルフもイベント的に盛り上げて行けば、きっと色々な方の目に触れるのかなぁと感じました。

1人1人の自覚と工夫でどうにか出来る部分もあるので、
私はプレーヤーとして、もっと魅力的なプレーを出来るようにこれからも頑張っていきます。

最後になりましたが、世界選手権出場にあたり、さまざまなサポートをしてくださった日本ディスクゴルフ協会、株式会社Hero。
行動を共にしてくれたチームJAPAN、いつも支えてくれる家族、そして応援してくださったすべての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

Tetsuya T2 Kikuchi