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第14回目を迎える中四国オープンですが、途中に日本オープン、国体をはさみ、16年間大佐の地で開催されてきました。

この間、参加者の数は激しく増減しましたが、大会を支えるスタッフのメンバーはほぼ変わりがありません。本大会の特色はアマ・シニアの参加者が多いことです。そのため2日間開催でありながら、参加者の大半が日曜日に集中し、運営を難しくしてきました。今回はその弊害をなくすため、アマ・シニア部門の開催を土曜日に変更しましたが、このおかげで参加者数は二日に均等に分散され、運営はスムーズに運ぶことができました。開催が土曜日になったことで、参加を見合わせられた方には申し訳ありませんでした。初日はやや雨もぱらつきましたが風はなく、二日目も雨は降ることがありませんでしたが、ただ朝からの強風には各選手悪戦苦闘する姿が見られました。

●大会概要:プロ部門
<参加者16名(オープン9名、レディス3名、グランドマスター4名)予選63H、決勝9H>
オープン部門は、予想通りランキング上位者4名の争いとなりました。初日、菊池選手が20バーディと手堅くリードし、それを4打差で二人の梶山選手が追い、出遅れた石原選手が続くかたちとなりました。風もなくコースの距離もオープン部門の選手には物足りなかったかもしれません。予選二日目は大佐特有の吹上の風に各選手が初日よりずいぶんスコアを落としたものの、上位争いは変わらず。決勝では梶山能選手が崩れ、変わって石原選手が猛ラッシュを見せ2位に食い込みました。
グランドマスター部門は吉岡選手、レディスは塚本選手が、終始他を圧倒する形で推移し、それぞれ優勝をかざりました。

アマ部門
<シニア参加者18名(シニアグランドマスター男女各5名、レジェンド8名)予選18H、決勝9H>
今回からアマのうちこの部門だけ土曜日の開催となり、若干参加者が減りました。シニアグランドマスター男では伊藤選手と柳沢選手の争いとなりましたが、決勝では、伊藤選手が大きくリードしそのまま逃げ切りました。レディスでは、伊藤選手が圧倒的な強さを見せ優勝。レジェンドも地元柴田選手の強さが光りました。
<シニア以外参加者20名(アドバンス7名、マスター5名、グランドマスター8名)予選18H、決勝9H>
例年、二日目は18Hすべてがパーティで埋まる状態で開催してきました。今回は余裕のある開催ができ、参加者にも時間的に負担をかけることはなかったように思います。また、今回はプロと同じコース、同じローカルルールでラウンドしていただきました。このことはアマの選手にとって、よい刺激になったという意見をいただいました。
アドバンス部門では兵庫の吉田選手、マスター部門では大阪の竹内選手、グランドマスターでは同じく柳沢選手、本大会の常連であるこれら3選手が他の選手を終始大きくリードし、それぞれ逃げ切りました。

第3ラウンドでホールインワンが出ました。11番ホール投げおろし65mでジョンテーラーさんがスキップでのエースを達成されました。おめでとうございます。

所感:ここ大佐での大会参加者は国体となった2005年をピークに年々減少し、今回はプロ部門の参加者は15名と寂しい開催となりました。年間大会数の少なかった頃は賑わっていたのですが、各地で大会が増えるに従い、大会間の開催時期の調整もあって、わざわざ遠くの地まで足を運ぶ必要がなくなったことが原因でしょう。ディスクゴルフ愛好者の人口も増え、この大会で、大佐の開催は一つの区切りとして感じている、というのがスタッフの正直な感想です。今後はこの地の特色を生かした開催方法を考えたいと思っています。
(文責:村松達也)