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第6回清里の森オープンは、山梨県・清里の森ディスクゴルフコースにおいて、5月21日(土)、22日(日)の二日間、JPDGA公式戦ローカル大会として開催しました。


 第6回大会は、参加費の50%を義援金にすることを目的に東日本大震災復興支援のチャリティ大会として参加募集をしたところ、大会コンセプトに賛同頂いた数多くのプレイヤー、プロ部門39名、アマチュア部門33名、合計72名のエントリーを頂き清里の森オープン過去最大の参加人数となりました。
 その結果義援金は、参加費から145,500円、募金10,460円、合計155,960円となりました。この義援金は、4月に開催した、しらこばとチャリティ大会の義援金15,500円と合わせ、171,460円を日本赤十字社の東北関東大震災義援金に寄付を致します。
 チャリティ大会にご参加いただいた皆様と募金にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
また、参加費の50%の義援金を実現するためには、副賞やスタッフ経費を削減することで予算調整しました。副賞は、たくさんの個人・団体・企業様からのご協賛があり表彰者への副賞として充てさせていただくことが出来ました。またスタッフ経費を全てカットし100%ボランティアによる協力のおかげで50%の義援金を実現することが出来ました。
ご協賛いただいたD.D.Jam、ディスクスポーツ、ヒーローの各社、辰巳の森ディスクゴルフクラブ、しらこばとマンスリー実行委員会、石川様、花園様の各位に感謝申し上げるとともに、大会運営に携わっていただいたスタッフの皆様に感謝申し上げます。

●第6回清里の森オープン特別賞
清里の森オープンでは、アベレージ賞、ニアピン賞の特別賞が贈られました。
【アベレージ賞】
清里の森OPトーナメントコースは、プロもアマも毎年同じティ、同じレイアウトで競技することが清里の森OPの大きな特徴です。清里の森オープンでは過去の大会参加者の個別アベレージを計算し、過去のアベレージより今回の予選ラウンドの平均が上回ることができた中で上位のプレイヤーを『アベレージ賞』として表彰しました。
 ◆アマチュア部門:Aプール
1位:-10.00 藤原英明(東京都)
2位:-1.00  手塚大樹(東京都)
2位:-1.00  浅谷久美子(東京都)
 ◆アマチュア部門:Bプール
1位:-18.00 鈴木泉(山梨県)
2位:-8.00  篠崎和孝(東京都)
3位:-6.50  郡守彦(東京都)
 ◆プロ部門
1位:-4.50  前田加依子(東京都)
2位:-4.33  黒田隆志(栃木県)
3位:-3.83  青木美樹(東京都)
今回初参加の方は対象外でしたが来年以降は今回の結果が対象記録になりますので、また腕を磨いてリベンジしてください。
【ニアピン賞】
恒例の建物に隠れたブラインドの18番46mで、予選1R、2R、3R(アマ予選1R)の計3回ニアピンが競われ、プロ部門の2名が5m以内につけ賞品を獲得しました。
1R目:石原雅敏(東京都) プロ・オープン
2R目:5m以内の該当者なし。
3R目:実広泰史(千葉県) プロ・オープン

●第5回清里の森オープン アマチュア部門成績
今回アマチュア部門は土曜日のAプール(アドバンス男女)と日曜日のBプール(その他クラス)に分かれて開催されました。Bプールにはクラス不成立の為の受け皿としてアマ・オープンクラスが新設され、アマチュア部門でも土曜のアドバンスと日曜のアマ・オープンのエントリーで二日間楽しめるスケジュールを設定しました。土曜日までは快適なコンディションでしたが、日曜日はあいにくの雨天となり、Bプールの参加者には厳しいコンディションになりました。
【アドバンスクラス:Aプール】
アドバンスクラスは6名の競技となり、1R目は藤原英明選手が58(+3)でトップ、1打差で59(+4)の手塚大樹選手が続き、50台をマークした二人の優勝争いになりました。決勝ラウンドで4ホール目に藤原選手のボギーで二人が並び7ホール目までは硬直状態で進みましたが、8ホール目の12番で7を叩いた藤原選手が後退し、唯一30を切った手塚選手が藤原選手を逆転し初優勝を飾りました。
【アドバンスレディスクラス:Aプール】
アドバンスレディスクラスは5名の競技となり、1R目のスコア順位の結果がそのまま最終順位となりました。アドバンスレディスでは驚異的なスコア61をだした中川原友香選手が8打差をつけて圧勝。1R目66の好スコアの佐藤教子選手が昨年優勝の浅谷久美子選手を押さえて2位に、浅谷久美子選手が3位入賞しました。
【シニア・グランドマスタークラス:Bプール】
シニアGMクラスは7名の競技となり、毎年厳しい優勝争いが繰り広げられるこのクラスでは、例年以上の混戦となりました。1R 目63の原田邦夫選手がトップに、1打差で64の宮本順三選手と重松泰彦選手が2位タイ、その後2打差で昨年優勝の佐藤実選手と別府征男選手が追う展開。決勝ラウンドに入り原田選手が2打差リードで迎えた5ホール目の9番H、プロ部門でもバーディの難しいホールで2打差を追う重松選手が見事バーディ。一方原田選手は6を叩き一気に形勢逆転。決勝ラウンド30で回った重松選手が混戦のシニアクラスを制し、昨年2位の雪辱を果たしました。昨年優勝の斎藤実選手が逆転で2位入賞。3位には宮本順三選手が入賞ました。優勝の重松選手にはディスクスポーツ協賛のアジアオープンディスクバッグが贈られました。
【アマ・オープン:Bプール】
アマ・オープンは申込クラス不成立者を含め12
(棄権3
)の競技となり、アドバンス同様1R目に50台を出した二人の優勝争いになりました。1R目トップは57で間根山薫平選手、1打差58で郡守彦選手。アドバンス優勝の手塚選手は63と出遅れ。決勝ラウンドでは1ホール目に間根山選手がボギーで郡選手とタイになり、5ホール目に間根山選手が1打リードすると、その後二人ともパーをセーブしそのまま間根山選手が逃げ切り、前日アドバンス5位から見事優勝を果たしました。1打差に泣いた郡選手が惜しくも準優勝。アドバンス優勝の大塚選手が3位入賞しました。優勝の間根山選手にはディスクスポーツ協賛のアジアオープンディスクバッグが贈られました。
【アマ・オープンレディス:Bプール】
アマ・オープンレディスは3
(1名棄権)の競技となり、アドバンスレディスで優勝した中川原友香選手が2クラスを制覇。特筆すべきは、日曜日のラウンドでプロ部門含めても誰もバーディを取れなかった3番Hで中川原選手のみがバーディを取った技術と、今大会2ラウンドのアベレージ61.50は、プロレディスの予選アベレージと比較しても2位金谷浩子選手61.00に次ぐ3位にあたる好スコアであり、プロレディスで十分戦える事を証明しており、今後プロ部門での活躍が期待されます。2位には本田祥子選手が入賞しました。

●第5回清里の森オープン プロ部門成績
2DAY大会のプロ部門は、決勝ラウンドで6ホール×2コースを設定し、オープン&マスタークラスは6H:Par23(Total:Par215)、レディス&Gマスタークラスは6H:Par19(Total:Par211)の設定で競技が行われました。
決勝ラウンドに当たり、予定のホールがラウンド途中に変更になる不手際がありましたことをお詫びいたします。
【グランドマスタークラス】
Gマスタークラスは11
で競われ、1R目49の(-6)の好スコアでデイナ ロートン選手が2位の常勝六本木孝道選手に8打差をつけ一人抜け出しましたが、2R目は久しぶりの大会参戦と体力の疲労からスコアを崩し六本木選手に逆転を許し、3R以降も安定したスコアで六本木選手がそのまま逃げ切り去年に続きグランドマスター2連覇を達成しました。2位には2日目体力を回復したデイナ選手が入賞。初日3位タイにつけた大滝朗選手と櫻井康生選手は、3R目にリードを許した大滝選手が準決勝で逆転し、決勝でもスコアを伸ばし3位に入賞。櫻井選手が4位に入賞しました。
【マスタークラス】
マスタークラスは8
(1名棄権)の競技となり、1R目は二人の選手がアンダーパーを記録。昨年優勝の江原隆夫選手が51の好スコアでトップに立ち、2位は53で坂井秀勝選手が2打差で続きました。2R目、3R目安定してアンダーパーをキープした坂井選手が準決勝終了時では7打差で抜け出し、2位タイに江原選手と藤井善行選手とカール ギャリティ選手の3人が並び決勝ラウンドを迎えました。決勝ラウンドでベストスコアの江原選手が2位に入賞。同スコアだった藤井選手とカール選手が3位タイ。7打差が2打差まで迫られたものの逃げ切った坂井選手がトータル(+4)のスコアで清里の森OP初優勝を果たしました。
【レディスクラス】
レディスクラスは6
(1名棄権)の競技となり、1R目57 の塚本里香選手が唯一50台を出してトップに立ち、60台の2人が追い、70台の2人が決勝進出に熾烈な戦いを展開しました。予選3R全てトップスコアで塚本選手が抜け出し、9打差で金谷浩子選手が2位、2位に7打差で稲見直子選手が3位、3R目にリードを広げた前田加依子選手が4位で準決勝を迎えました。準決勝では金谷選手が一人20台のスコアでトップとの差を6打縮め3打差とし優勝の可能性を残し、決勝進出争いは準決勝同スコアで大滝和枝選手を押さえ前田選手が進出しました。決勝ラウンドでは、スタートホールでトップと2位の差が2打差になったものの、その後安定したスコアで塚本選手が差を広げトータル(+19)のスコアで優勝し、現在日本人女性PDGAレイティングNo.1を証明しました。2位には昨年優勝の金谷選手が(+25)で入賞し、3位は稲見選手が(+37)で入賞、4位はアマチュア登録の前田選手が(+71)で入賞しました。
【オープンクラス】
オープンクラスは14
の競技となり、1R目は過去3回優勝の菊地哲也選手が貫禄のスコア49(-6)でトップに立ち、2位には去年菊地選手を押さえて優勝した白井一夫選手が50(-5)で続き、3位に52(-3)の石原雅敏選手、4位には53(-2)で杉渕純一選手が続く展開になりました。
2R目は50のベストスコアを出した石原選手がトータル(-8)で首位に立ち、1打差で(-7)で菊地選手が2位、更に2打差の(-5)で白井選手が3位、(+3)から(-1)にスコアを伸ばした実広泰史選手が4位に上昇しました。
3R目は46の今回ベストスコアを記録した菊地選手が(-16)で再びトップに立ち、石原選手が(-13)で2位に、白井選手が(-9)で3位、48のスコアで (-8)まで伸ばした実広選手が4位で予選を終了しました。
準決勝、決勝で菊地選手がスコアを伸ばし差を広げ(-18)で4度目の優勝に輝きました。2位はトータル(-12)で精神的に安定感を増した石原選手が入賞し、副賞を獲得。3位には決勝で逆転した実広選手が (-7)で入賞し、昨年優勝の白井選手が(-4)で4位入賞をしました。
 
プロ・アマとも入賞者には個人・団体・企業様等から協賛いただいた賞品と副賞が贈られ、更に各クラス優勝者には清里の森オリジナル木製盾に氏名を刻印して贈られました。
この度清里の森OPにご協賛を頂きました個人・団体・企業様各位、ご協賛いただきまして誠にありがとうございました。
最後に、東日本震災復興支援大会にご賛同頂きご参加頂いた選手の皆様に感謝申し上げます。


文責:山梨県ディスクゴルフ協会設立準備室