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18歳ウィル、前回覇者ニコーとの接戦を制して初V
~梶山、白井、井上決勝へ~


10月2日(土)成田から15時間あまり、アメリカのシカゴを経由してUSDGCの行われるシャーロット ダグラス空港に日本人4名が到着しました。
メンバーは、梶山学、実広泰史、白井一夫、そして今回初めて選抜された井上大地(2010ワールドU13チャンピオン)の4人です。
到着が、午後の早い時間だったため、ゆっくり1ラウンドを回ることとしました。
天気も良く、風は少しあるものの好コンディションに、早速1番からスタートすることにしました。コースは、昨年とほとんど同じで、17番のアイランドの大きさだけが、かなり違う感じになっています。6番ホールの池の砂地に投げ込むホールでは、砂が白く入れ替えられていてとても綺麗になっていました。3時間半ほど掛けてゆっくりラウンド、日没は思ったより早い感じです。
夕食は、いつもの中華料理屋で、テイクアウト。ホテルに帰って2人前を4人で食べました。
昨年、量が多くて平行した教訓を生かして、今回は、理想に近い量が確保されました。
ホテルは、大会本部のあるウインゲートで、ホテルの隣室にはサム フェランズとデイブ ダナペイス氏がいました。そこで、早速、今回のルールについて聞いてみました。
驚いたことにOBルールが大きく変わって、1ペナルティーのリティーとなっていました。2ホールほどドロップゾーンが設けられているものの、かなり厳しいルール改定です。ラウンド時間も4時間は覚悟しなければならないでしょう。
10月3日(日)。今日は、午前中本戦のコースは使えない(ダブルス戦が行われている)ということで、本会場から、30分くらい離れた実広選手がダブルスで回ったというコースに行くことにしました。ホテルを7:30スタート。
昨年も、1ラウンド行ったなかなか面白いコースです。ゴールの高さも中途半端ではない高さで、ゴール真下の一番低いところからは4~5mの投げ上げとなります。ゴールに入れても背伸びしてやっとディスクが取れる籠の高さです。(写真)
午後は、1:30くらいから、本コースに戻ってのラウンドとなりました。
新しいOBルールで回ってみると、なかなかスコアがまとまりません。アンダーパーどころの騒ぎではありません。(USDGCは今回もパー68)
狙ったところに置く技術が必要となる、スキップしてもだめ、アンハイで少しでも転がるとだめ、パットも狙い過ぎるとOBが待ち受けるホールがある。新ルールで考えると、改めてOBラインで仕切られる、コースの幅、奥行きの狭さがプレッシャーとなって立ち塞がります。
井上選手は、池周りのロングコースにてこずり、ディスクをどんどん減らしていく始末です。
今日は午後2ラウンドを回って引き上げることにしました。明日は、丸一日、本戦コースでのラウンドが可能な日となっています。
アメリカ3日目。今日は、朝7:30にホテルを出発して、午後7時過ぎにホテルに帰るまで、昼を除いて投げ続けたハードな一日となりました。
明日は、午後ヨーロッパ、アメリカ対抗戦があるとのことで、午前中1ラウンドの調整としました。丁度いい休養が取れます。
本戦前日。皆の調整ペースも、目標とするレベルまでに何とか合わせてきています。午前中1ラウンドして、午後は休養。ホテルでのんびりしました。夜はプレイヤーズミーティングとパーティーが行われました。いよいよ、明日から本番です。
プレーヤーズキットは写真のとおり+ KEENの靴

大会初日:8時台に実広選手、11時台に私と梶山選手、ラストは12時台に井上選手がスタートしました。井上選手がスタートした直後、アクシデントが発生。5番ホールの真ん中を横切って、車が池に・・・・・~¥ゞ☆
私と、梶山選手はその光景を見ながら、無事5番を終了しましたが、直後から引き揚げ作業が始まり、井上選手はそのあおりを受けて、当初予定より約1時間の遅れで5番を通過しました。日没が心配されましたが、夕闇迫る18番ホールに井上選手が現れたときは、皆でほっとしました。
結果は、新ルールに対応できず、梶山選手+5、井上選手+10、実広選手+17、私は、OBが1つだったこともあり、+6と健闘のラウンドでした。.順位も初めて2桁の78位、決勝もまんざら夢ではないかも知れません。※決勝は、噂によると、今年も120位タイとのこと(参加183名)
今回は、突然の出来事がもう1つ。
前日、すごい造園の機械が入っているとは思っていましたが、まさかコースに手が加えられるとは・・・~¥ゞ☆。1番ホール。マンダトリーホールで、距離は短いものの、幅3mくらいの木の間を通す、投げ下げ68mのコース。今朝行ってみると、その木の手前、両サイドに木が植えられていました。幅はさほど変わらないものの、下枝が張り出して、幅3m高さ1.5mのトリプルマンダトリーと化していました。
ルール変更、車の水泳、植樹と、何があっても皆、淡々とプレーしていたのには凄みを感じました。さすがに、車が池の場面は、携帯、カメラのシャッター音が、あちこち響いていました。
夜は皆で、また、中華料理を堪能しました。焼きそばがなかなか美味しく飽きが来ない味です。

大会2日目:実広選手が8時台、井上選手が9時台、私と梶山選手が11時台のスタートとなりました。昨日に続き、昼近くになると風が出て、コースの難易度がさらにアップします。
今日は幸いなことに、昨日同スコアだったエベリン ジェンキスと一緒に回れることとなりました。印象は、かなり慎重にラウンドをする、飛距離を押さえ込むショット、危険なパットはしない等。それでも風にいたずらされてOBが出てしまう。この日も伸び悩んでいたが、それでも68のイーブンパー。今までの印象と違って、ショートゲームの上手さでも際立っていました。
ご両親も楽しそうに、一緒に付いてきていて、私のショットにもお褒めの言葉を頂きました。
とても楽しいラウンドでした。
今日の結果は、梶山、実広選手が1打スコアを伸ばして72、84。井上選手が2打落として80。私は、1打落としたものの大崩れしないで持ちこたえて75でした。
決勝進出を目指す状況は、実広選手120位まで9差、60台が出れば十分可能性があります。
井上選手は110位台で、70切りを狙って一気に決勝進出を決めたいところです。
梶山選手は、そろそろ爆発して上位へ、期待は膨らみます。
私は、現状維持したいところですが、置きにいけるコースが少ないことから、自信のあるディスク選択が鍵となりそうです。

大会3日目、予選最終日:結果から言うと、梶山選手65、井上選手が69のスコアでかなりジャンプアップ。私は、17番ホールOB連発で9をたたき79。実広選手は後半が乗り切れず83として予選通過はなりませんでした。
結果、梶山選手は、賞金圏内の60位台、井上選手は一気に2桁の96位、私は101位で嬉しい決勝進出となりました。

大会4日目、決勝ラウンド:井上選手とはJO以来、1打差を争う試合が続いています。その中でも、先の日本オープンでは大敗を喫している私にとって、リベンジにはもってこいの場が提供されました。今日は、風もなく絶好のディスクゴルフ日和。私の2組後ろを井上選手がラウンドする展開です。今日は攻めてみようとスタートした私は、前半からOBが付きまといます。しかし、こちらに来てから飛距離が伸びたせいか、5つのバーディーがきました。リカバリーのホールでも届いたものが2つありましたので、実質7バーディー。次回こそは、60台を出したいと願う、私の足掛かりには十分なラウンドで、今回ベスト73が出ました。結果は92位。
井上選手も攻めた分OBが加算で79、でもすっきりした表情で上がってきました。次回がとても楽しみな今回の遠征だったと思われます。結果は101位。
梶山選手は、最終日いま一つ伸びなかったものの、3アンダーパーでまとめ、41位まで順位を上げました。前半の2日間が、もったいない気がする後半の追い上げでした。

USDGCが終わりました。
前回は、コースから、「もう来なくていいよ」と言われた気がする遠征でしたが、今回は、「もう少し遊びに来て見たら」と言われたような気がした遠征でした。
皆に頼りきる遠征ですが、もう少しお世話になってもいいかなと考え始めています。

USDGC。次回から2年に1度となる噂を聞きました。本当ならJOと同じ年に行われることになります。JOが予選会となると、JOに出場することからスタートしないといけません。かなり厳しい争いが年間を通して続くことになります。
楽しいを力に、また2年間パワーを蓄えて挑戦していきたいと思うのは私だけでしょうか。

最後になりましたが、今回、ご協力、ご協賛いただいた【株】ヒーロー、JPDGA、そして辰巳の仲間たちに心からお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
(文責 白井)