2010 PDGA Pro Worldsに参加して 野中麻由
Indiana州Lemon Lake County Parksで行われた、PDGA世界選手権に参加しました。
公園内に4つのコースがあり、野生の鹿やリスやうさぎ、夜には蛍もたくさんいて、非常に
きれいな公園でした。
練習ラウンドでは、David GreenwellさんやRick Voakesさんと一緒にラウンドさせてもら
いました。投げたり転がしたりとディスクの使い方が非常に上手で勉強になりました。
David Greenwellさんは、「ここは早く曲げようとせずにストレートに投げたほうがいいよ!!」
などとホールごとにアドバイスをしてくれました。
本戦では、アメリカの女子のレベルの高さに驚きました。
1日目は一番距離の長いゴールドコース。練習ラウンドでは80を切ることができませんでしたが
いい緊張感で試合に臨むことができました。71と自己ベストのスコアで「ミスもあったけど耐えた
な。」という感じでした。しかし、戻ってスコアボードを見るとほぼ真ん中あたりのスコア。
練習ラウンドの80台を出していれば最下位になっていました。ミスをした分だけ置いていかれる
という危機感を感じました。
トップ4に残った選手は、飛距離を持ちながらも着実なプレーでミスが非常に少なかったです。
その下のセカンドグループは飛距離のアドバンテージを存分に活かし、攻めるゴルフをしていました。
林間でも振り切りがよく、ショットに自信を持っているように思いました。
アメリカの選手は使い慣れてるへビィーディスクということもあり、ジャパンオープンで見たよりも
飛距離が出ていて精度も高く、1投目をミスしてもしっかりとパーセーブできるトラブルショットの
技術を私よりはるかに持っていました。
本戦5位、ディスタンスで優勝した19歳のPaigeという選手と5ラウンド同じパーティーでした。
14年間ディスクゴルフをやっているそうで、体型は私くらいで圧倒的に他の選手より小さいのですが
軸がしっかりしていて振りも速く、ミッドレンジで驚く程飛距離が出ていました。ティーショットで10メートル
くらいは毎回置いていかれていました。パッティングの精度も高く、フォアハンドやアップサイドもうまく
使いこなしていて、今回一番勉強になった選手です。
トップグループの選手は今の私では出せそうにないスコアを安定して出していて、飛距離を伸ばすことや
ミッドレンジやドライバーでのアプローチの精度を上げること、フォアハンドやアップサイドなどトラブル
ショットの引き出しを増やすこと、パットのエリアを広くすることなど、たくさんの課題が見つかりました。
そして何よりアメリカのプレーヤーに比べて私には自信が足りないなと感じました。林間コースや
フェアウェーが狭いコースのティーに立った時に自信を持ってティーショットが投げれるように、プレッシャー
のかかる場所のパットを自信を持って投げれるようにするために、意識して練習していきたい思います。
最後になりましたが、サポートしてくださった株式会社ヒーローに感謝を申し上げます。
今回は残念な結果に終わってしまいましたが、この貴重な経験を今後に活かしたいと思います。
応援してくださった皆様ありがとうございました。