2022.6.25-26茨城・美浦村・光と風の丘公園
菊地(M)が総合2連覇!!レディースは関口が(ML)大逆転で優勝!
~GMは川崎が、SGMは藤井が、それぞれ圧勝で2連覇!!~
~アマチュア総合は、竹島(GM)が優勝.・レディースは草野(ML)が圧勝!~
クラス別では須田(AM)が優勝、SGMでは、白井(芳)がクラスを超えて8勝目~
茨城県美浦村で4回目となる第17回マスターズ日本選手権兼第6回美浦オープンが、コロナ感染拡大による2年間の休止期間を乗り越えて、実施されました。
心配された雨は降りませんでしたが、大会の行われた3日間は、極暑、強風の想像を絶するコンディションとなりました。
そんな中、村の教育委員会をはじめ、ボランティアの協力と、協賛としてイノバジャパン、ディスクゴルフナビ、D-ch等のご協力により、事故もなく盛り上がりのある大会が実現できました。関係者の皆様、有難うございました。この場を借りて、お礼申し上げます。
マスターズ選手権は、日本のトーナメントでは珍しく、オープン形式で決勝進出者を決める大会となっています。男子プロ部門で上位12名、女子プロ部門で上位4名となっています。アマ部門は、3ラウンド目までの結果で、上位4名が決勝進出となります。総合での上位者が、部門表彰とは別に表彰されます。
<大会前日>
今大会は、公式練習は無く、地元の愛好者を交えて、プロアマトーナメントを開催しています。今年は、3年前同様、30名を超える参加があり、プロ、アマ混じっての楽しいラウンドで、参加者には、好評価でした。
<大会本戦>
プロ総合では、菊地が、2.3ラウンド目に40代のビッグスコアを連発。その後は他の追随を許さず圧勝。2位には、前回に続き実広が、3位には、安定したラウンドで川崎(GM)が、4位には、決勝で藤井(SGM)に追いついた柴原が、藤井と肩を並べました。6位にはマスターで4位の佐々木が、こちらも決勝で白井に追いつき6位に食い込みました。
ここで、もう少し柴原の健闘を振り返って見ると、柴原は、決勝第2グループから、5差4位の藤井を追ってのスタートとなりました。
前半は一進一退、両選手とも、5Hを終わって、決勝ラウンドは1オーバー。しかしここから柴原の猛追が始まりました。藤井は6H目の15番を5とすると、柴原の6H目16番を2として一気に2差。続く7H目、藤井の4に対して柴原2と2Hで、一気に追いついてしまいました。波に乗る柴原は、8H目3連続バーディーとしたものの、藤井も粘りを見せバーディー。最終ホールは、お互いパーで4位を分けました。柴原は、3ラウンド終了時点で、9差あった藤井との差を、準決、決勝を49の好スコアで、一気に追いついたことになります。飛距離とパットに冴えを見せる柴原、今後に期待したいところです。
<部門別>
マスター部門では、菊地が、危なげなく逃げ切って2連覇を達成しました。2位には、前回同様、実広が食い込みました。
Gマスター部門では、1位の川崎(総合3位)に続いたのは、末房・平林、総合でも10.13位と決勝進出を果たしました。末房は、決勝の6.7Hで、2差あった平林との差を、連続バーディーで逆転、2位となりました。4位には、1.2R目出遅れて惜しくも決勝を逃した、原が入りました。
SGMでは、1位の藤井(総合4位タイ)に続いたのは、白井、石原〈博〉、吉岡、山本、岩田6.8.9.10.12位で、決勝13人のうち、SGMでほぼ半数の6人が決勝に進み、レベルの高さをアピールしました。
マスターL部門では、百戦錬磨の関口が、準決、決勝で10差を逆転して初優勝を飾りました。1差で兼弘(真)が入り、前回の4位からジャンプアップしました。
ここで、マスターL部門の優勝争いを、もう少し詳しく。
決勝に入る時点で5差の兼弘と関口。スタート2Hでその差を2差まで詰めた関口でしたが、5Hが終わった時点でその差は再び4に。そして、2Hを残して3差に。
ただ、残り2Hは12,13番H。マスターLの12番のAvは、なんと4.56の難コース。13番はアイランド。12番、投げ上げの林間約100mを4でまとめた関口に対して6の兼弘。そして最終Hの70mアイランド。トップを投げる関口、外せば勝ちが無くなる1投目、考える間もなく投げた関口のショットは、見事アイランドを捉え、メンタルの強さを見せつける。幾重にも掛かるプレッシャーに、OBとした兼弘との明暗を分けた最終Hとなりました。
このプレッシャーを経験した兼弘の、今後の戦いに注目したい。
今年の女性部門は、マスターLのみとなりました。
マチュア総合は、決勝に進出した竹島(GM)と須田(M)の争いとなりました。4差でスタートした中盤、7H目で1差に追いついた須田、しかし、8H目、ダブルマンダの17番H、ここで痛恨のOB、2差での最終18番アイランドH。痺れながらも1オンに成功した竹島に軍配が上がりました。竹島は、うれしい初優勝。
<部門別>
アママスター部門は、須田に続いて2.3位は、決勝進出を果たした荒波、横山が入りました。
Gマスター部門は、竹島が、総合優勝と合わせ、部門別も制覇しました。
SGM部門は、白井(芳)が、安定したラウンドを重ね、部門をまたいでの8連覇を達成しました。
Mレディース部門は、草野が圧勝、2位には、決勝で渡辺を逆転した須田が入りました。
<第6回美浦オープン>
オープンは石原(雅)、オープンLは、兼弘(成)がそれぞれ初優勝!!
マスターズ選手権と同時に行われた美浦オープンは、6/25(土)に行われ、2ラウンドで争われました。
参加者12名と賑やかな大会となりました。
オープン部門は、石原(雅)が、1R目のリードを守り切って優勝。2位には、2R目で追い上げた嶋と三浦が、4位には、2位に1打及ばず長岡が入りました。
オープンL部門は、2名の参加となりました。1R目快調にリードを広げた兼弘が、逃げ切り優勝。アマから参加の阿部も、プロのコースを好スコアでのラウンドとなりました。
美浦のコースは、距離は短かいものの、林間でのテクニカルなホールが多く、ストレスも多かったのではないでしょうか。プロ、アマ共に、バーディーの取れるホールが多くある反面、距離、方向性を間違えればOBのリスクがあるアイランドなど。気の抜けないラウンドだったと思います。この季節では、なかなか味わえない暑さと風も含め、十分楽しんで頂けたでしょうか?これから試合が目白押しです。体調管理もしっかり行いましょう。
美浦村のご協力により、今年は、コース内の整備を充実させて頂きました。
来年も、ぜひご参加ください。より楽しめるコースを準備してお待ちします。
(2022.6JPDGA白井)
番外編:ホールインワン
3R目13番アイランドH(70m)達成者は、総合チャンプの菊地。
低めにコントロールされたディスクは、ハイザーラインから奇麗に1オンと誰もが思った次の瞬間、右からの風を懐に受け浮き上がり、ゴールチェーンを両断するかのように、ど真ん中からゴールに突き刺さりました。たまたま2台のカメラが、その一部始終を見届けています。(詳細はディスクゴルフナビに動画あり)