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佐賀では令和で最初となる第20回佐賀・吉野ヶ里オープンを令和4年4月9日・10日に吉野ケ里歴史公園特設コースにて開催しました。

雨の多かった過去の大会と違い、初日・二日目共に暑いぐらいの快晴となり、午後から吹いてくる春風とともに選手の皆さんはいつもの池超えや、今回はじめてとなるパー4のロングホールが全18ホールのうち4ホールある特設コースに果敢に挑戦しました。
以下は、部門毎の戦いの趨勢です。

【アマ部門】
アドバンス
アマ部門は、今回から初めての2日間の戦いでした。
初日は2ラウンド36ホールで戦われ、6番ホールでエースを達成した松井俊樹選手が、2位の小川選手を7差で抑えトップ。二日目は上位4名が厳しく競い合う中、第3ラウンドを残りの3人を1差リードするスコアでラウンドした松井俊樹選手が最後までリードを守り優勝。

アマ・アドバンス部門(以下敬称略)
優勝 松井 俊樹  195
2位 小川  守   202
3位 Erick Hall   205


アドバンスレディス
前回優勝の濱中成美選手、初出場の山根明子選手を抑え予選から決勝までダントツのリードを保った吉岡恭子選手が優勝しました。

アマ・アドバンスレディス部門
優勝 吉岡 恭子  193
2位 山根 明子 255
3位 濵中 成美 262
4位 瀬戸 真奈美 295


レジェンド
レジェンド部門は、全員不在ペナルティーの大波乱を含みながらも、最後まで柳澤秀憲選手と有川満選手がトップを争い、最後はサドンデスで柳澤秀憲選手が優勝しました。
 
アマ・レジェンド部門
優勝 柳澤 秀憲  234
2位 有川 満   234
3位 田中 昭男  261


シニアグランドマスターレディス
予選、決勝とも他を引き離した田畑志保子選手が優勝しました。

アマ・シニアグランドマスターレディス部門
優勝 田畑 志保子  217
2位 永野 冨美代 281
3位 田中 清子  1,214(3R不在で999)


【プロ部門】
シニアグランドマスター
初日トップの藤井義行選手が二日目もそのままの勢いで決勝まで進み、優勝されました。
2位には3位で迎えた決勝ラウンドで逆転した吉岡達浩選手が入賞しました。

プロ・シニアグランドマスター部門
優勝 藤井 義之  216
2位 吉岡 達浩  228
3位 長岡  浩   229
4位 諸岡 通容  235


グランドマスター
初日からオープン2位に相当する好スコアでラウンドした浜崎徹選手がぶっちぎりで優勝され、2位に森省三選手、3位に田添寛選手でした。

プロ・グランドマスター部門
優勝 浜崎  徹  203
2位 森  省三  236
3位 田添  寛  264


マスター
初日トップの高山幸司選手がそのまま優勝、2位以下も初日の順位どおりでした。

プロ・マスター部門
優勝 高山 幸司  213
2位 吉田 興司  245
3位 日高 竜市  250
4位 西尾 和明  263


プロ・レディス
初日トップの高木里香選手が、安定した強さで二日目もリードを守り優勝。2位には盟友の中川原由香選手が続きました。

プロ・レディス部門
優勝 高木 里香  215
2位 中川原友香  233

プロ・オープン
連覇を狙う梶山学選手が初日でトップに立ち、兄の梶山能安選手がこれを6投差で追う展開。二日目第3Rで梶山学選手が7投差まで差を広げ決勝に臨み、最終的には13投差で梶山学選手が逃げ切り優勝しました。
初日2位と1投差で3位の初出場シメル航選手は最後まで諦めず、2位の梶山能安選手に1差の3位と健闘しました。また、4位にも初出場の小金澤尚良(たから)選手がベテラン勢を抑えて入賞されました。

プロ・オープン部門
優勝 梶山  学    193
2位 梶山 能安   206
3位 シメル 航    207
4位 小金澤 尚良  223

<反省点>
●今回の大会では、コロナ禍の中での開催となり特殊なラウンド方式を採用しました。
最初のパーティーのままで、初日は2ラウンド36ホールを続けてプレーする中、11時半以降に16番ホールを終えたパーティーに順次30分間の昼食休憩が与えられ、17番ホールからのティータイムスタートの時刻を告げられます。
●残念ながら、全てのパーティーにこの方式が理解されず、12時を過ぎた頃、途中でプレーを中断して大会本部へ戻ってこられたパーティー。また、自分たちのプレーが1ラウンド18ホール分終ったからと、その場でピクニックのように昼食会を開催されたパーティー。また、これらのパーティーに続く別のパーティーは意図せず追い越してしまわれました。
●結果として、2度目のミスを起こされたパーティーには不在のペナルティーとして、そのホールのパーに4投を加算した罰が与えられました。
●また、コロナ禍の2年間で1番ホールの中を通る歩道が整備され舗装路に変化した事に気付かず、OBの表記があいまいとなってしまい、パーティーによって取り扱いに差が出てしまい、二日目には修正せざるを得なくなりました。
●また、大会初日に9番ホールや16〜18番ホールのOBラインがティーから見えにくいとのご指摘をいただき、一部にマーキングを行わせてもらいました。次回以降の反省点です。
●プレーヤーミーティングで丁寧に説明するほか、コースマップ情報を各自がしっかり把握するべきでした。
●また、疑問が生じたため、暫定スローを使ってグループが2通りのプレーを行い、ラウンド終了後に確認して正しいスコアを採用された事例もありました。
●今回、誤解や疑問が生じたホール、運営方式等についてはさらに分かりやすい表示や、アナウンスする必要性を感じました。


最後になりましたが、本大会の運営に当たり、吉野ヶ里公園管理センターの皆様には、多大なるご尽力、ご協力を継続していただき心から感謝申し上げます。
また、お疲れのところを最後まで後片付けにご協力いただいた近県協会の皆様、大変ありがとうございました。
また、来年無事に開催できた暁には選手のみなさんは今年のリベンジを果たしに、そして最高のパフォーマンスを示しに、またお集りくださいますようお願い申し上げます。