第32回日本選手権は終息が見えないコロナ禍の中、関西オープンに続いて今期第2戦目の公式戦として新潟・舞子ディスクゴルフパークにて開催されました。
大会開催については多くの方の協力が欠かせませんでした。この大変な時期に快く迎えていただいたばかりか、スタッフまで引き受けていただいた舞子リゾートの伊島達也さん、職場に届け出をしながら何度もコース設定に付き合ってくれた高橋佑輔さん、コース設営と撤収に欠かせない人材の高橋敏昭さん(十日町ディスクゴルフクラブ会長)と藤田康彦さん、そして僅かな謝金で3日間専任スタッフとして活躍してくれた望月淳さんと渡辺聡美さん、撮影とオンラインミーティングなどで活躍してくれた青木雅樹さん、そのほかにも多くの方にご協力いただきました。現地ではお礼を言える時間もあまりありませんでしたが、この機会に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、大会運営の方は今期初戦として開催された関西オープン(9/5-9/6京都)に倣って、開会式はせず全てティータイムスタート・前日ミーティング(オンライン併用)・全員がスコアカードを記入しメインカードのみ提出など他にも可能な限りの染予防対策を実施しての運営となりました。
コロナ禍での開催とあって心配されたエントリー数でしたが、2021ジャパンオープン選考会を兼ねた事も影響してか、プロ部門55名(前年+3名)、アマ8名(前年-3名)の計63名と予想を上回り、前年とほぼ同数のエントリーを迎える事ができました。
今年のトーナメントコースは全て1番ホール・10番ホールからのティータイムスタートとなった事で大幅にリニュアルされました。18ホールの平均距離はプロ部門132.3m(前年+11.5m)。アマ部門106.3m(前年+10.4m)と大幅に伸びました。
このところ毎年のように台風接近に悩まされていた日本選手権でしたが、今年は設営時に降っていた雨も上がり、曇りがちで気温は20℃前後、風も弱く上々のコンディションとなりました。
【プロ部門】
オープン部門では、梶山学が1R目から一度もトップを譲ることなく9連覇を達成しました(-40)。2位坂井佑太朗(-27)、3位黒田大輔(-18)、4位落合澄(-14)と梶山を追う若手プレイヤーの実力が確かなものになってきた感がします。さらに6位タイで高倉大(-15)、9位に坂井完亮(-11)、12位に姫井快人(-3)など10代、20代のフレッシュなプレイヤーの活躍が目立ったオープン部門でした。
レディース部門は、高木里香が昨年に続き2連覇を達成(+16)。2位中川原友香(+26)、
3位渡部麻里(+40)、4位木宮玲子(+51)でした。
マスター部門は菊池哲也が他を寄せ付けず2連覇(-24)。2位金谷正輝も3R目に57の-6をマークし健闘しました(-7)。3位坂井美毅(+1)、4位丹治憲明(+6)でした。
グランドマスター部門でも川崎篤人が2連覇を達成(+3)。2位タイで末房誠・岸智之が入りました(+13)。4位には昨年惜しくも5位だった井上亨が決勝進出を果たしました(+18)。
シニアグランドマスターではコロナ禍での筋トレの成果でしょうか?金子栄治が圧勝(+5)しました。2位に遠路秋田から参戦の山本浩隆(+21)、3位に岩田龍(+32)、4位諸岡通容(+34)が入りました。
【アマ部門】
アマ部門は合計8名のエントリーでした。
アドバンス部門では荒波健太がプロ選手顔負けの距離で他を圧倒し勝利しました(-15)。マスター部門は原孝夫と斎藤武志が同スコア(+10)で並びサドンデスの結果原選手が勝利しました。