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暑い季節の熱い戦い「みちのくオープン」が、8月11日、12日の2日間、岩手県北上市の総合運動公園および岩手県立翔南高等学校敷地内の特設コースで開催されました。天候にも恵まれ、全国から集まった65名のプレーヤーが熱戦を繰り広げました。

【プロ部門】
「オープンクラス」
トップから3位までが3投差、大接戦となったこのクラスを制したのは、第2ラウンドでトップに立ち、その後も安定したプレーを続けた高橋選手。うれしい初優勝となった。2位は三浦選手。3番(237mパー5)で参加選手中唯一バーディを記録するなど随所に素晴らしいプレーを見せたが惜しくも2投届かなかった。3位は入賞常連の佐々木選手、4位は決勝ラウンドで同点だった江原選手に競り勝った望月選手となった。
「レディースクラス」
予選ラウンドを終え7差でリードした関口選手が逃げ切るかと思われたが、佐藤選手が準決勝・決勝ラウンドで追いつきサドンデスに。多くのギャラリーが見守る中、サドンデス2ホール目、関口選手の10mパットが惜しくも決まらず「ボギー」、佐藤選手が「パー」とし、佐藤選手の優勝が決まった。2位は関口選手。3位は兼弘選手、4位は稲見選手となった。
「マスタークラス」
初日から川崎選手と柴原選手が接戦を演じた。体調が心配された川崎選手だったが、柴原選手の追い上げを許さず見事に優勝。柴原選手が2位。3位争いも接戦となったが、岸選手が吉岡選手を抑えて3位、吉岡選手が4位となった。
「マスターレディースクラス」
 3名で争いとなったこのクラス。初日から一度もトップを譲らなかった伊東選手が優勝。2位は、第2ラウンド以降徐々にスコアを良くしていった渡辺選手。3位は第2・第3ラウンドが悔やまれる菜花選手であった。
「グランドマスタークラス」
 初日、工藤選手と福留選手がトップ争いを演じた。ラウンド毎にラウンド毎にトップが入れ替わる展開。さらに櫻井選手と伊東選手も食い下がり、接戦となったが、工藤選手が逃げ切って優勝。2位福留選手。3位櫻井選手、4位伊東選手という結果になった。
「プロシニアグランドマスター」
初日「52(6アンダー)」というビッグスコアを出した藤井選手が独走するかと思われたが、第3ラウンドで白井選手が「50(8アンダー)」と驚異的なスコアで追いかける。しかし、好調な藤井選手には届かず。終わってみれば4差をつけ藤井選手が優勝、2位は、復調を感じさせた白井選手。3位金子選手、4位大滝選手となった。

【アマチュア部門】
「アドバンスクラス」
6連覇中の王者山口選手がアマ部門で唯一アンダーパーで回るなど強さを発揮し、危なげなく見事7連覇を達成。2位にはみちのく初参戦で王者打倒を狙った吉田選手が入った。3位には是永選手に競り勝った三浦選手が入り、わずか1投差で是永選手が4位となった。
「アドバンスレディースクラス」
4名で争ったこのクラスは、児玉選手が一度もトップを譲らず優勝。安定したスコアメイクで金子選手が2位。3位が渡辺選手、4位駒場選手となった。
「マスタークラス」
第1ラウンド5投差をつけてトップに立った高橋選手を眞坂選手がじわじわと追い上げ、同点で決勝ラウンドに突入した。結果は、シーソーゲームを1投差でものにした眞坂選手が優勝。高橋選手は惜しくも2位。3位は阿部選手、4位は万崎選手であった。
「グランドマスタークラス」
菊池選手が安定したラウンドを続け、2位以下に大差をつけて優勝した。第1ラウンドトップに立った白井選手であったが、スコアを伸ばすことができず2位。3位村上選手、4位髙橋選手という結果となった。
「シニアグランドマスタークラス」
斎藤選手が一度もトップを譲ることなく優勝した。2位には高橋選手が入り、飯崎選手と大垣選手が3位タイとなった。なお、3位の賞をかけたサドンデスでは両者ともに譲らず、その後のパット勝負で飯崎選手が盾と賞品を手にした。

入賞された皆様、おめでとうございます。入賞を逃した皆様、リベンジをお待ちします。
今年は、大会前日と当日が帰省ラッシュと重なり、参加選手の皆様にはご苦労をおかけしました。
心配された熱中症などもなく、参加されたプレーヤーの皆様に喜んでもらえた大会になったと思います。
今年の「みちのく」は、距離の長いホールはありますが「飛ばせるだけでは勝つことができない、精度が勝敗を分ける」という感が今までよりもはっきりしていました。また、各部門(各クラス)で接戦が多かったのも特徴でした。特にも「プロレディース」では、50名以上のギャラリーに見守られながらもスーパーショットを次々に繰り出した佐藤選手と関口選手のサドンデスは、身震いするほど見ごたえのある勝負でした。
今年も素晴らしい会場を提供してくださった岩手県立北上翔南高等学校をはじめとする関係各位、全国から参加してくださったプレーヤーの方々に対し、あらためて感謝申し上げます。
来年は区切りの15回。今からコースコンセプトを練り、攻略しがいのある面白いコースをご用意することをお約束して、今年の幕引きといたします。

(トーナメント・ディレクター:黒渕正人)