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日本選手権は第30回の記念大会を迎えることとなり、今年12月に行われる九州オープンの32回に次ぐ永い歴史を刻みました。

開催地は新潟県舞子ディスクゴルフパーク。2013年から当地で開催され、今回で6年目となりました。会員限定のトーナメントになって2年目ですが、エントリーはプロ42名、アマ23名の合計65名と伸びませんでした。日程の変更・台風や不安定な気象要因などいくつかの要因が考えられますが、様々な反省・検討を経て「日本選手権」が国内最高峰のトーナメントとしてその出場を誰もが目指し、目標とするトーナメントに成長してゆく事を願っています。

さて、競技はプロ・アマとも二日間で行われました。準備・設営段階で降っていた雨も公式練習時間にはすっかり上がって大会実施日の二日間とも好天に恵まれました。コース設定はプロ部門平均114m。アマ部門平均85mでした。

【プロ部門】
オープン部門では、梶山学の7連覇は堅いだろうという予想を台湾No1の陳傑(ジャッキー・チェン!22歳)が脅かします。150mを越える飛距離と正確なパッティングで一日目を終わって2打差で首位。思いがけない強敵の出現に火が付いたのか、梶山は3R目に貫録の47(-13)を出して勝負強さを証明、6打差(トータル-41)で7連を覇達成しました。それにしても台湾のジャッキーは素晴らしい素質を披露してくれました。経験を重ねて近い将来きっと梶山を脅かす存在に成長する事でしょう。
 レディース部門では、関口成子が兼弘成望の猛追を耐えて勝利しました。
マスター部門は接戦となりましたが、白井一夫が全てのラウンドをアンダーパーで回る安定感で3連覇達成です。
グランドマスターは藤井善行とDana Lawtonの一騎打ちの形相でしたが2R目に52(-8)を出した藤井の5連覇となりました。
シニアは全てのラウンドをアンダーパーで回った(トータル-7)金子栄治の圧勝(2連覇)でした。

【アマ部門】
プロ部門の選手がそれぞれ着々連覇を重ねてゆく中でアマ部門はアドバンスで山口太陽の7連覇がなるか?が注目されました。山口の連覇阻止に燃える井上亨。そしてまだ初々しいが急速に伸びて今期アドバンス初登録の姫井快人。遠投力で抜きんでる須田貴芳など、だれが勝ってもおかしくない接戦の予感です。1R目は流石の実力者山口が-4で首位キープ。しかし2R目に井上(-7)、姫井(-6)が爆発し逆転。3R終了時点で決勝9ホールを残し、トップ井上(-14)、2位姫井(-12)、3位山口(-8)と予想外の展開です。決勝は姫井がアドバンス初優勝のプレッシャーか?伸び悩み3位(-12)、決勝に抜群の集中力がある山口が-5と井上に迫ったが2打及ばず(-13)、井上亨(-15)の初優勝で幕を閉じました。
グランドマスター部門は青木美樹(+1)、グランドマスターレディスは渡辺洋子、シニアは木下実(+5)、アンダー13は大屋奏和(+14)が2名の台湾選手を相手に接戦で勝利しました。