暑い季節の熱い戦い「みちのくオープン」が、8月18日、19日の2日間、岩手県北上市の総合運動公園および岩手県立翔南高等学校敷地内の特設コースで開催されました。
13回目の今年は、猛暑(熱中症)対策や会場使用の制限など、運営側には不安の多い大会でしたが、コース的には、移動ロスが今までより少なく、想定したスケジュールで運営することができました。
「プロオープン」
初日を終え、同スコアで並んだ菊地選手(東京)と松田選手(栃木)だったが、二日目の予選第3Rで松田選手が後退し勝負がついた。優勝は菊地選手、2位松田選手となった。3位には秋田の佐々木選手が、4位にはカリスマ福田選手(愛知)が入った。
「プロレディース」
予選ラウンドを部門ベストスコアで回った佐藤選手(東京)が貫録の1位。2位は、準決勝・決勝で佐藤選手を上回るスコアで回った栃木の兼弘(成)選手が入り、3位は木宮選手(東京)、4位は渡部選手(東京)となった。
「プロマスター」
川崎選手(栃木)が予選から独走し、危なげなく優勝。混戦となった2位争いを予選第3Rでリードした江原選手(東京)が制した。3位には神奈川の岸選手、4位には福島の高橋(伸)選手が入った。
「プロマスターレディース」
初日1差の2位につけた菜花選手(福島)が予選第3Rで伊東(礼)選手に追いつき、決勝ラウンドで接戦を制して優勝。地元の伊東(礼)選手は惜しくも2差の2位、栃木の渡辺(洋)選手が3位という結果となった。
「プログランドマスター」
Dana Lowton選手(東京)が第1、第2ラウンドで後続に10差をつけて飛び出し、危なげなく優勝。2位には栃木のCarl Garrity選手が、3位には、準決勝・決勝で5差をひっくり返した工藤選手(東京)が入った。岡山の吉岡(達)選手は、工藤選手の逆転を許し惜しくも4位となった。
「プロシニアグランドマスター」
東京の金子(栄)選手と大島選手(茨城)が1差、後続を10差以上リードして初日を終えた。予選3R以降になると、金子選手が徐々に引き離し、見事優勝を決めた。予選第3Rでスコアを伸ばせなかった大島選手が2位、秋田の大滝(朗)が諸岡選手(東京)との接戦を制して3位、諸岡選手が4位となった。
【アマ部門】「アドバンス」
常勝の山口選手(栃木)が第1Rこそ出遅れたものの、その後は強さを発揮し優勝、6連覇を達成した。神奈川の姫井(快)選手が思い切りのよいプレーを続け2位。3位には草柳選手(神奈川)、4位には秋田の阿部(良)選手が入った。
「アドバンスレディース」
岡山の吉岡(恭)選手が20以上の差をつけ、ぶっちぎりで優勝。2位をめぐって東京の金子(慶)選手と児玉選手(福島)が接戦を演じたが、金子選手が振り切って2位、児玉選手が3位。4位には宮城の駒場選手が入った。
「マスター」
予選を終えて地元岩手の村上選手と福島の万崎選手が1差の大接戦。決勝ラウンドでスコアをまとめた村上選手がうれしい初優勝。万崎選手は惜しくも2差の2位。3位は秋田の原田選手。4位は、地元北上市の千田選手となった。千田選手は、大会初参加ながら素晴らしいスローをみせるなど健闘した。
「グランドマスター」
秋田の眞坂選手が予選第2R「55(5アンダー)」で飛び出し、その後も飛距離を武器に危なげなく優勝。連覇を狙った地元岩手の菊池選手は、追い切れず2位。3位は福島の白井(芳)選手、4位は地元北上の髙橋(宏)選手となった。
「シニアグランドマスター」
地元北上の斎藤選手が予選第1Rこそリードしたものの、その後は木下選手(千葉)が逆転、じわじわと差を広げて優勝。斎藤選手は2位。3位は福島の大井(俊)選手、4位福島の飯崎選手となった。
入賞された皆様、おめでとうござします。入賞を逃した皆様、リベンジをお待ちします。
心配された熱中症などもなく、参加されたプレーヤーの皆様に喜んでもらえた大会になったと思います。今年も素晴らしい会場を提供してくださった岩手県立翔南高等学校をはじめとする関係各位、全国から参加してくださったプレーヤーの方々に対し、あらためて感謝申し上げます。
来年度も攻略しがいのある面白いコースをご用意することをお約束して、今年の幕引きといたします。
(トーナメント・ディレクター:黒渕正人)