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昨年度は皇太子さまも出席された第40回全国育樹祭式典の開催場所となったために会場が使用できず2年ぶりの開催となりましたが、今年もスチールの森京都(府立府民の森ひよし)にて3回目の第20回関西オープンが開催されました。例年猛暑が心配の日吉ですが、2日間とも風は強いものの、かってない涼しさと天候での開催となりました。

コースはアンディーがコーディネートし、コースディレクターには、新鋭 坂井佑太朗が初チャレンジすることで、今までにないコース造りと関西オープンならではの特色づくりにも挑戦しました。
プロは難易度大幅アップ、アメリカンな特設コースでの全員決勝体験を目指しました。また、アマは楽しく回った後に、全員決勝では強風の中、打ち下し高低差70mのスリルも経験して頂きました。

さて、今大会決勝以外は1857m・Par57 (アマ1063m・Par54)と前回大会よりさらに短いコース設定。 ただし、プロコースはよりタイトなOB設定により難易度は大幅アップ、正確性と実力に応じた緻密な攻略法がカギとなりました。一方、アマコースは、プロ程きびしいOB設定は無く、楽しく回れるコース。物足りなく感じた方は次回、アマ在籍、プロチャレンジするのもスリリングでいいかも知れませんよ。

何と言っても今回の目玉コースは、プロ4番200m、決勝特設5番235m。斜面のみセーフの超タイトロングコース。攻め方と正確性次第でスコアと順位が目まぐるしく変動。 また、プロ決勝特設2&9番は攻め方ミスで大幅にスコアを崩す要注意コース。でも飛ばし屋にはチャレンジ衝動を抑え切れないトラップコースでもある。今回この誘惑が最終順位に大きく影響する結果となったが、腕に自身のある方は撃沈覚悟で是非チャレンジして頂きたい。

今回も晄 、吉野選手含めて関西から多数のプロ・アマの方に参加して頂けました。また、東京方面からのうれしい参加もありました。色々と反省すべき不手際も多々ありましたが、遠方からも参加しやすい運営・配慮に努めますので関西圏以外からも多数のご参加、切にお待ちしております。

以下は部門別。
「プロオープン部門」は、常勝梶山選手が2R目までは、2位に8打差で圧勝ペース。ところが、3R目のマンダトリー不通過を境に突如乱れて一気に逆転を許し、決勝での果敢な攻めでさらに差を広げられたが、終始 ”見せるゴルフで勝つ” との信念を貫いたプレーに感動した人も多かったのではないでしょうか。逆転優勝した松田選手は全ラウンドで安定したスコア。1打リードでスタートした決勝もOKバーディーとし、梶山選手にプレッシャーを掛け続け、最終的には6打差の快勝。通算優勝も22勝で目標としている今期ランキング1位も視野に入ってきた感じです。その松田選手ですら日吉のむずかしさ、技術不足を痛感した様で、次回リベンジも誓ってくれました。また、2ラウンド目まで優勝争いに絡んだ白井選手は、後半失速するも、最後まで熾烈な4位争いを繰り広げた4位福田選手、5位坂井祐太郎選手を抑えて堂々の3位を死守しました。それ以外に、岩崎夫婦対決、吉野選手の決勝最終ホールでの果敢な攻め等見どころ満載、さすがオープン部門でした。

「プロレディス部門」は、岩崎麻由選手がオープンでの参加のため、兼弘 成望選手のみの参加。難コースに苦戦するも、持ち前のナチュラルヘリックスで善戦、今後の大会への貴重な肥しになったのでは。

「プロマスター部門」は、久々に千葉選手が一度も首位を譲らずぶっちぎりの優勝。 Andy選手は、決勝最終ホール、2投目OBするも30mのアプローチをねじ込むところは、さすが!! ではあったが、善戦及ばす2位。

「グランドマスター部門」は、初日吉岡選手とトップタイの早川選手が第3ラウンドで50台好スコアで爆発。一気に後続を引き離し、決勝も余裕のプレーで優勝。マスター部門の千葉選手とはなんと親戚関係。今後も親戚ダブル優勝の機会が増えそうな予感。

「アマアドバンス部門」は、1R目で大きくリードした常勝吉田選手が2位の舛田選手の追い上げをかわし優勝。

「アマアドバンスレディース部門」は、3連覇のかかった南村明香選手が快調な滑り出し。しかし、特設の決勝で東馬・森田選手の追い上げをかわせず1打差で2位タイ。優勝は、なんと決勝で28をたたき出し、4位から急浮上した東馬選手。もう一人の2位タイには、開眼したかの様に急成長の森田選手が入った。

「アママスター部門」常勝 竹内選手が圧勝。

「アマGM部門」 は、常勝 神山選手、猛追の小林選手を抑えて1R目の貯金を活かした小谷選手が優勝。是非次回は、アマ在籍、プロチャレンジでスリルを味わいながらレベルアップを目指して頂きたい選手。

「アマSGM部門」 は、4人のデッドヒートのなか、1R目のリードを活かした河村選手に軍配が上がった。

最後に、この場をお借りして、会場・宿泊環境を提供いただいたスチールの森京都、大会の準備・運営にご協力をいただきました関西オープン実行委員会、京都府及び滋賀県フライングディスク協会、三重県及び兵庫県ディスクゴルフ協会の皆様に感謝申し上げます。

関西オープン実行委員会 TD 高山 幸司