第21回 関東オープンは、今年も栃木県宇都宮市清原工業団地3号緑地·特設コースで、7月15日(土)~7月18日(月)の3日間の日程で開催されました。参加者は、プロ部門:49名、アマ部門:58名、計107名となり、各部門、各クラスでの熱戦が繰り広げられました。
【大会初日:プロ部門·予選 第1R·第2R(18H×2R):パー62×2R】
■シニアグランドマスター:予選1~2Rを手堅くまとめた大滝選手がトップ。1~2R共に1Hで躓いたものの、大滝選手に1投差で金子選手が2位。同じように1~2R共に14~15Hと躓き、トップと6投差で河合選手が3位。2投差で諸岡選手が続く。
■グランドマスター:予選1~2Rを安定したプレーでラウンドしたカール選手が他を引き離してトップ(2R目は2アンダー)。13~15Hにハマッタ藤井選手が11投差で2位。それを5投差で早川選手、工藤選手が追う。
■マスター:川崎選手が何とか手堅くまとめトップ。それを2R目にスコアを落とした平林選手が2投差で追う。トップと7投差で福留選手、11投差で吉岡(達)選手が追う。
■レディス:佐藤選手が安定したプレーでトップ。それを6投差で林選手、7投差で稲見選手が追う。続いて4位に仲程選手、1投差で5位タイに木宮選手、関口選手が続く。
■オープン:松田選手が1R4位から、2Rを3アンダー59でラウンドし単独トップとなる。同じく、1R5位から、2Rを4アンダー58でラウンドした佐々木選手が2位となる。続いて1Rトップタイだった白井選手が3位に、坂井選手が4位と続く。
【大会二日目:プロ部門·予選 第3R(18H)・準決勝(9H)・決勝(9H):パー62・30・32】
■シニアグランドマスター:予選 第3R、トップ大滝選手と1投差で来た金子選手が10オーバーでラウンド、大滝選手は12オーバーとし逆に1投差で2位に後退。
4位の諸岡選手が2アンダーでラウンドし一気に3位へ、3位河合選手は14~17Hでスコアを落とし4位となり、5位の山田選手、6位の五味渕選手と続く。 準決勝:なし。
決勝:6名全員でスタート。3R目にトップに立った金子栄治選手が1オーバーと安定したプレーでラウンドし優勝(トータル32オーバー)。
大滝朗選手も2オーバーでラウンドしトップと2投差で2位となる。諸岡通容選手も3オーバーでラウンドし3位を守った。 ■グランドマスター:予選 第3R、2オーバーと安定したプレーでカール選手がダントツのトップ。同じく2位には18投差と差を広げられた藤井選手、それを4投差で早川選手、更に4投差で吉岡選手、更に1投差で工藤選手、更に7投差で若林選手の6名が準決勝へ進出。 準決勝:カール選手は4オーバーで引続きトップ。2位の藤井選手が頑張り2アンダーでラウンドしトップとの差を12投と縮める。続く3位から6位までの選手はスコアが伸びず、3位は早川選手、4位は吉岡選手と変わらず決勝へ。
決勝:大量リードもありカールギャリティ選手が他に一度もトップを許さず優勝(トータル9オーバー)。
続く藤井善行選手は3Rに続き2アンダーでラウンドしたが追い付けず結果2位。吉岡達浩選手がパーでラウンドし順位を上げ3位となる。
3位できた早川浩一選手、力尽きたか9オーバーとし4位となる。
■マスター:予選第3R、川崎選手は、2H、7Hでミスるが他のホールで取り返しパーでラウンド、トップを守る。2R目でスコアを落とした平林選手、3R目も15H等でハマリ10オーバー(トータル12投差)と大きく離される。5位スタートの坂井選手が3オーバーでラウンドし、3位の福留選手とタイに並ぶ。
5位に4投差で吉岡選手が続く。 準決勝:川崎選手が手堅く3オーバーでまとめトップ。続く平林選手は、7オーバーと力尽きた感が見える。2オーバーで福留選手が3位を守る。
タイとした坂井選手は9オーバーとし4位となる。7オーバーでラウンドした吉岡選手は坂井選手と2投差で5位となり、準決勝敗退となる。 決勝:2位との差を16投とした川崎篤人選手が4オーバーとして優勝。(トータル18オーバー)最後に3オーバーでラウンドした平林錠太郎選手がトップと15投差で2位となる。
7オーバーでラウンドした福留俊昌選手が3位を守る。準決勝、決勝と力を落とした坂井美毅選手が9オーバーとし4位となる。
■レディス:予選第3R、1~3H、7H、13~15Hと手こずった佐藤選手が13オーバーでラウンドしトップを守る。6投差で追っていた林選手も1・8・10・14・17Hで躓き22オーバーでラウンドし3位と後退する。3位スタートの稲見選手は15オーバーでラウンドし林選手を抜き2位へ上がる。4位の仲程選手も22オーバーとし5位に下がる。5位タイの関口選手は14オーバーとし4位に上がる。同じく木宮選手は22オーバーとし単独の6位となる。
準決勝:4オーバーと安定したプレーで佐藤選手が独走。1・5・8・9Hにハマッタ(特に9H・アイランドホ-ルに)稲見選手、12オーバーとてトップとの差が8投と広がったが2位をキープ。続く3~4位の林選手、関口選手は共に9オーバーとし順位変わらず。続く仲程選手は7オーバー、木宮選手は9オーバーでラウンドしたが、惜しくも準決勝敗退となる。 決勝:佐藤幸子選手は、2位に17投の差をつけ9オーバーでラウンドし2R以降トップを守り優勝(トータル49オーバー)。4オーバーでラウンドした稲見直子選手が2位。
9オーバーでラウンドした林麻祐子選手が変わらず3位。11オーバーでラウンドした関口成子選手も変わらず4位となる。
■オープン:予選 第3R、トップの松田選手、1~3Hで乱れるもパーでラウンドし引続きトップをキープ。3投差でトップを追う3位の白井選手は2アンダーでラウンドし、1投差の2位に上がる。2位でスタートした佐々木選手は2オーバーで、4位スタートでパーでラウンドした坂井選手と3位タイで並ぶ。石原選手は2オーバーでラウンドし3位と3投差の5位。
青木選手は、2・14Hで大きく乱れ11オーバーで5位と14投差の6位となる。 準決勝:トップの松田選手はパーでラウンド。続く白井選手は1アンダーでラウンドし松田選手とトップタイとなる。1オーバーでラウンドした坂井選手は3位。佐々木選手は3オーバーでラウンドし4位となる。4オーバーの石原選手と2オーバーの青木選手は惜しくも準決勝敗退となる。 決勝:トップタイの松田選手は14H、白井選手は11Hで乱れたものの、共に2オーバーでラウンド終了。3位にパーでラウンドした坂井祐太朗選手、4位に3オーバーでラウンドした佐々木健二選手。
優勝決定サドンデス:清原名物11Hからのスタートでまさかの波乱が。
白井選手の第1投が左にOB、松田選手はIN、サドンデス1H目で勝負決定となり、優勝は関東オープン初優勝、地元栃木の松田英明選手(1オーバー)、2位に白井一夫選手となる。
【大会三日目:アマ部門·予選 R·決勝 R(18H×2R):パー61×2R】
■ジュニア:予選R、大屋選手、大谷(佳)選手、大谷(郁)選手の3名で行われる。大屋選手は14オーバー、大谷(佳)選手は16オーバー、大谷(郁)選手は43オーバーでラウンド。ジュニアには10~18Hのロングホールは困難か。 決勝R、大屋奏和選手が10オーバー、トータル24オーバーで優勝。大谷佳揮選手が22オーバー、トータル38オーバー、大谷郁斗選手が35オーバー、トータル78オーバーとなる。
■レジェンド:予選R、若林選手が18Hでホールインワンを達成。トータルも1アンダーでトップ。2位に3オーバーで有賀選手、3位に8オーバーで土田選手、4位に12オーバーで高橋選手、次に木村選手、腰坂選手が続く。 決勝R、予選トップの若林由雄選手が2・9・15Hでスコアを落とすが、5オーバー、トータル4オーバーで優勝。有賀重和選手が6オーバー、トータル9オーバーで2位。土田岬選手が10オーバー、トータル18オーバーで3位となる。
■シニアグランドマスター·女子:予選R、土田選手、内堀選手、緒方選手の3名で行われる。土田選手が9オーバーでトップ。20オーバーで緒方選手、22オーバーで内堀選手が続く。 決勝R、土田光子選手が16オーバーで優勝(トータル25オーバー)、緒方多美子選手が19オーバー、内堀弘子選手が37オーバーで続く。
■シニアグランドマスター:予選R、山田選手が安定したプレーで2アンダーとしてトップ。それを宮本選手がパーで追う。3位に6オーバーの阿久津選手。4位に河内選手。5位タイに神浦選手、緒方選手と続く。 決勝R、安定したプレイで2オーバーでラウンドした山田勝選手が優勝(トータルイーブンパー)。宮本重夫選手は、1~3H・17Hでスコアを落としたが10オーバー、トータル10オーバーで2位。阿久津英隆選手も、7・14Hでスコアを落とし7オーバー、トータル13オーバーで3位となる。
■グランドマスター:予選R、菊池選手が4オーバーとしてトップ。2位に7オーバーで渡邊選手。3位タイに小林選手、高田選手となる。決勝R、小林正和選手が安定したプレーで1オーバー、トータル11オーバーで逆転優勝。1~9Hでスコアを落とした菊池茂樹選手は8オーバー、トータル12オーバーで2位。渡邊選手がスコアを落とす中、高田選手が7オーバー、トータル17オーバーで3位となる。
■マスター:予選R、万崎選手が4オーバーとしトップ。2位タイに、内堀選手、柳沢選手、矢島選手が10オーバーで続く。5位に12オーバーで是永選手が続く。 決勝R、1・14・16Hで乱れたものの12オーバー、トータル16オーバーで万崎厚彦選手が優勝。2位タイの柳沢克彦選手が8オーバー、トータル18オーバーで単独2位に。1投差で内堀一男選手が3位となる。
■アドバンス·女子:予選R、伊東選手、後藤選手、須田選手の3名で行われる。伊東選手が16オーバーでトップ。須田選手が18オーバー、後藤選手が24オーバーで続く。 決勝R、トップの伊東選手がスコアを落とす中、逆転で須田優子選手が12オーバー、トータル30オーバーで優勝。伊藤礼子選手は22オーバー、トータル38オーバー。後藤香那子選手は32オーバー、トータル56オーバー。
■アドバンス:予選R、地元栃木の山口選手が3オーバーと安定したプレーでトップ。それを5オーバーで北村選手、7オーバーで遠藤選手、8オーバーで郡選手、須田選手が追う。 決勝R、決勝も安定したプレーでバーディーを増やし1アンダー、トータル2オーバーで山口太陽選手が優勝。同じく安定したプレーで追いかけてきた北村卓巳選手は、パーでラウンドしトータル5オーバーで2位。郡守彦選手は5オーバー、トータル13オーバーで3位となる。
以上、入賞されました選手の皆様、おめでとうございました。
最後に、今年もすばらしいプレーを見せていただきましたプロ部門、アマ部門の選手の皆様。
そして大会開催にご協力いただきました宇都宮観光コンベンション協会様、大会会場の整備·提供をいただいています宇都宮市様。
そして日本ディスクゴルフ協会さまあ、大会スタッフの皆様、ありがとうございました。
お陰様で第21回関東オープンも無事終了することができましたこと御礼申し上げます。
〔関東OP·TD 阿久津 英隆〕