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2017年度のJPDGAツアー第1戦目となる、佐賀・吉野ヶ里オープン(ABT-B)が4月8日~9日に国営吉野ケ里歴史公園において開催されました。
今年は周辺の桜も満開の中、公園管理者様との共催により広大な芝生広場や小川のせせらぎ、弥生の水田、複雑に入り組んだ形の池や樹林を取り入れ、例年と同様なアグレッシブなコースを用意することができ、プロアマ総勢59名の選手が競いあいました。


初日の土曜日は雨天にぬかるむ足元に苦しめられたものの、二日目の日曜日は好天に恵まれ、弥生の風を感じながら気持ちよく投げられる絶好のコンディションでした。

 大会は時間的制約のため2日目のプロの準決勝ラウンドがキャンセルとなり、土日2日間で3ラウンド計54ホールの予選のあと、プロ全員による9ホールの決勝並びに、日曜日のアマ予選18ホール、決勝9ホールを行いました。

 12名で戦われたプロ・オープン部門では、世界のManabu=梶山学選手(福岡)が全てのラウンドでトップスコアを叩き出し唯一のアンダーパー、トータル169の-20で連続優勝を達成、2位は2006年度優勝だった兄の梶山能安選手(福岡)+3、3位は初日好調の高倉大選手+12、4位は坂井佑太朗選手(福島)+17でした。

 5名で戦われたプロ・レディス部門では塚本里香選手(福岡)が1R、2Rでトップスコアを出し決勝Rも危なげなく、計+30で昨年に続き優勝、2位は1R目トップだった中川原友香選手(福岡)+37、3位は兼弘成望選手(栃木)+76でした。

 11名で戦われたプロ・マスター部門では、1R、3R、決勝Rでトップスコアのアンディー・ペインター選手(福岡)が+15で優勝、決勝Rで3打差を縮めた平林選手と江原選手のサドンデスの結果、2位はタイブレイクを果たした平林錠太郎選手(東京)+24、3位は江原隆夫選手(東京)+24、4位は野中泰司選手(福岡)+25でした。

10名で戦われたプロ・グランドマスター部門では、初日トップタイから2日目の接戦も制した早川浩一選手(滋賀)が+28で優勝、2位は初日4位と同スコアながら5番手につけ、2日目で逆転した吉岡達浩選手(岡山)+31、3位は決勝で惜しくもトップ2人より3投多かった長岡弘選手(福岡)+32、4位は森省三選手(福岡)+33でした。

 4名で戦われたプロ・シニアグランドマスター部門では、吉田雅之選手(福岡)が安定の+66で優勝、2位は嘉村善正選手(福岡)+83、3位は世界のManabuの製造元、梶山誠道選手(福岡)+109でした。

 日曜日のみ参加のアマチュア各部門、
 6名で戦われたアマ・アドバンス部門では、予選R2位ながら決勝Rで追いつき、サドンデスを制した舛田郁夫選手(高知)が+2で優勝、2位は予選R3位だった吉田興司選手(兵庫)+2、3位は予選Rトップから残念なことに決勝Rで叩いた松井成起選手(高知)+5でした。

 4名で戦われたアマ・シニアグランドマスター部門では、終始安定の有川満選手(鹿児島)が+20で優勝、2位は浜上光生選手(鹿児島)+26、3位は藤本博行選手(山口)+30でした。

 3名で戦われたアマ・アドバンスレディス部門では、予選Rでの9差リードを守った田中佐八美選手(福岡)が+22で見事な優勝。2位は濱中成美選手(山口)+32、3位は松原あゆみ選手(福岡)+40でした。

 4名で戦われたアマ・シニアグランドマスターレディス部門では、鹿児島対決となり、予選R、決勝Rでもベストスコアの浜上和子選手が+25で優勝。3差で惜しくも2位には田畑志保子選手+28、3位は松元ひとみ選手+45でした。

雨でぬかるむ足元にも関わらず終始真剣に戦われた選手の皆様、大変お疲れ様でした。
また、閉会式後には近県協会員でコース撤収をお手伝いいただき、円滑に大会を終了することができましたことをスタッフ一同感謝申し上げます。
今年も公園管理者様より、缶バッジや副賞として多くの赤米のパッケージをご用意していただき、感謝に堪えません。

 また、全国から参加いただいた選手の皆様の果敢なチャレンジ精神と笑顔があればこそ、我々もいろんな準備や苦労が報われます。また来年もこぞってお越しください。

 p.s.
今大会が3度目の池のレスキューネットには多くのOBディスクが紛失を免れたものの、場合によってはネットが上陸を阻む場合もあったようでした。来年への課題ですが、魚が絡み付かない張り方に毎年苦慮しています。
また、ネットがない場所からも有志の救助隊員(潜水隊員も)により多数の円盤を救出いただいたことを、心から感謝申し上げます。