<第28回日本選手権>2016.9/18-19新潟・舞子
梶山(学)混戦を制し5連覇!
レディスは、岩崎(麻)が逆転で2連覇!GMは藤井が3連覇!
~アドバンスも、逆転で山口5連覇、アドバンスレディースは須田が初V~
雨の降り続く新潟県の舞子高原で、今年の日本一を決定する日本選手権が開催されました。100名を超える選手が、(台湾勢9名含)各種目で日本一を目指しました。
プロ部門では、ワールド帰りの梶山、岩崎(麻)に注目が集まります。アマチュアでは、アドバンスで4連覇中の山口、アドバンスレディースでは、昨年4位の須田辺りを中心にした戦いが、楽しみなところです。
コースは、スキー場を利用した、アップダウンに富んだテクニカルな内容に加え、プロ部門は、Av130.2mパー63とディスタンス力も問われるコースとなっています。
<試合の方は>
初日)プロ・やや小降りだった公開練習日を見る限り、10アンダー辺りに上位陣が犇めく展開と思われましたが、雨が災いしてか、上位陣が伸び悩み混戦状態のスタートとなりました。
オープン部門では、1ラウンド目、梶山の5アンダーを筆頭に1~5アンダーに8名が、レディースは、岩崎が1アンダー、福原が1オーバーと一騎打ちの様相、マスターは、白井5アンダー、山本4アンダーと2人が抜けだす展開。GMは、藤井が唯一アンダーパーを記録して、イーブンパーの平林を4差リード。SGMは、諸岡が一歩抜け出す2オーバーのスコアで1ラウンド目を終わりました。
アマ・アドバンスでは、5連覇を狙う山口が、まさかの4位スタート。トップは、イーブンパーの相内。レディースは、渡辺(洋)が後続を2差離して終了しました。
2ラウンド目に入っても雨は降り続き、足場の悪さに加え、選手の体力もかなり消耗、スコアも思うように伸びない。そんな中、オープンは流石に、スコアをやや立て直して2ラウンドを終了しました。順位は、レディース、SGMでトップが入れ替わった他は、大きな変動もなく初日を終了しました。
夜のプレーヤーズパーティーは、ラウンド中の静かさが嘘のように盛り上がり、2日目も雨予報の、悪天候へ立ち向かう英気を養っているようでした。
2日目)プロ・3ラウンド目、オープン部門で5連覇を狙う梶山が、3位に後退。変わって、このラウンド10アンダーの松田、9アンダーの菊地がトップタイに浮上しました。4位には、トップから5差に、やはり9アンダーを記録した高倉(大)が付けました。準決勝は、梶山が意地を見せトップに、同スコアで松田、1差に菊地、6差に高倉と続きます。結局この1差の争いは、決勝8番まで続き、決勝の、7番、8番(アイランド)を連続バーディーとした梶山に勝利の女神がほほ笑みました。2位には、松田と、追い上げた菊地が、タイで入りました。4位は高倉(大)。
レディースは、2ラウンド目、逆転を許した岩崎が、3ラウンド目で並ぶと、準決、決勝と危なげなく逃げ切って、2連覇を達成しました。3位佐藤、4位タイには、木宮、関口が入りました。
マスターは、3ラウンド目に8アンダーを記録した白井が逃げ切りV。2位争いは、山本、川崎、蕭(台湾)が各1差で決勝を迎えました。結果、随所にスーパーショットを見せた川崎が、逆転で2位、3位に山本、4位は蕭となりました。台湾勢が応援に来て、緊張感のある楽しい決勝ラウンドでした。
GMは、前半から圧倒的な強さを見せる藤井が3連覇。全体でも7位に入るスコアでした。2位争いは、準決勝で、4人が並ぶ接戦。2位に入ったのは、地元の吉村、3位に平林、4位に江原が入りました。岩田は、準決勝での伸び悩みが響いて惜しくも5位でした。
SGMは、大滝、諸岡の争いとなりました。1ラウンド目やや出遅れた大滝は、2ラウンド目で逆転すると、そのまま徐々に差を広げ、4差で逃げ切りました。3位山田(進)、4位五味渕でした。
アマ・アドバンスは、2ラウンド目、相内を逆転した山口、3ラウンド目その山口を逆転して浮上したのが吉田。決勝は吉田、1差山口、1差相内と3ラウンド目3位相内に追いついた井上の激しい攻防が続きました。勝ったのは、常勝のプレッシャーを跳ね除けた山口でした。これで山口は、日本選手権5連覇を達成しました。
レディースは、3ラウンド目、唯一60台を記録した須田がV、2位には決勝で渡辺(洋)を逆転した渡邊(聡)が入りました。
マスターは、アマ全体でも5位に入る好成績で、熊木が圧勝。2位に篠崎、3位に剱持、万崎が入りました。
GMは、小林、青木、白井の接戦から、安定したスコアを重ねた小林に軍配が上がりました。2位には、決勝で追い上げた青木が入りました。
SGMは、斎藤が、全体でも6位に入る好スコアで圧勝しました。2位には、2ラウンド目で河内を逆転した山田が入りました。
レジェンドは、若林が、コンスタントなスコアを重ね、強豪緒方、重松をかわして優勝しました。
入賞された選手の皆様、おめでとうございました。
雨の降り続く2日間でした。技術はもちろん、どんなコンディションでも集中力を維持することの大切さを、痛感した試合でした。
もう1つ、ディスクの滑りを止める、タオル、滑り止め等、準備を怠らないことも、大切な要因であったように感じました。
最後になりましたが、この大会を開催するにあたりご尽力いただいたスポンサー(舞子高原ホテル、八海山、HERO)様、この雨の中、サポートしていただいた、舞子高原ホテル、新潟県協会、その他大会関係者の皆様に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
JPDGA・白井