今年はPDGA世界選手権(2週間)から始り、次にカナダでチーム世界選手権(1週間)、 最後にカリフォニアで3試合(3週間)という日程でした。ちなみに今回は、今までで1番長く滞在していた遠征でした。
この遠征を通して、僕が感じた事をいくつか書きたいと思います。
まずはコースです。去年までの3年間は、かなりタイトで長いコースでしたが、今年は比較的オープンなコースが印象的でした。アメリカでも、カナダでも、地域でコースの特徴が変わるんだなと、当たり前なことですが、そう感じました。
コースはオープンですけど、上手にゴールの位置を障害物の近くに配置したり、地形を上手く利用したりして、簡単にはバーディーを取らせない工夫がされていました。結局、ディスクコントロールを必要とされるコースでした。
あと、par3のホールの距離が以前より伸びていて、100mから120mの間にバスケットが設置してあるホールが多かったです。オープンなコースだからなのかもしれませんが80mを下回るホールは18hの中で1つくらいでした。
par4のコースは180mから240mくらいと以前と変わらなかったです。
オープンなコースはディスクの性能を上手く引き出して奥まで伸ばしつつ、なおかつ右へ左へとコントロールしていく、それが必要なコースでした。
次に選手のレベルです。
そんなコースの中でプロオープンは、当たり前のようにバーディーをとっていきます。飛ぶのは当たり前、サイド投げるのも当たり前、パットが上手いのも当たり前。今のプロオープンはとても上手です。毎年毎年、選手層が厚くなっています。今回の世界選手権は30位でしたが3打スコアが良ければ20位でした。1打の重みが年々増していて、非常に面白くなってきています。
そんな中でどこで差が生まれるかというと、やっぱりメンタルです。18hを4人パーティーでラウンドしていると、相手のスコアを意識するものです。いつも同じように投げようとしてしていても、相手のスコアを意識していまうことによって、微妙な変化が起こりバーディーを逃してしまうことが起こります。こんな事が毎ホールごとに起こっています。そんな中で自分の思ったとおりに投げれる人が上位にいけるんだと、分かったことも1つ収穫でした。
最後は永遠のテーマについて。
これから上手くなりたい人はどうするべきか?についてですが、僕の考えは、新しい経験をする事に尽きると思います。
新しい経験するには、いつもと違う行動を起こしてみるのが1番です。その行動を起こすためには、やはり自分がどうしたいかという目標を新しく決める事が大切です。例えば同じコースで練習するにおいても、サイドスローで練習すると決めて練習するのと、バックハンドローラーの練習をすると決めて練習するとでは、感じ方がずいぶん違います。
目標が変われば、行動も自ずと変わる。わかってることですが、それがなかなか難しい。今までの経験が邪魔をするんです。もし失敗したらどうするのかと、、、。それでも、もし自分の成したい目標が、今までの自分の結果より勝っていたら、行動が変わり結果が変わります。
今回の僕の公式戦の優勝は、やりたい目標に向かって行動できたからだと思っています。
世界選手権とチーム世界選手権では正直自分のやりたい事が、失敗したときのリスクを考えてしまいできませんでした。そのせいで、自分のプレーができず、悔しい結果に終わりました。それが悔しくて、残りのカリフォニアでの2試合はリスクをとってやりたい目標に向かってチャレンジできました。
おかげで1つ成長できました。
来年は僕のなかで更に飛躍できる年になると思っています。
ディスクゴルフが上手くなりたいと思っているプレーヤーの皆さん、新しい経験をしてみるのも面白いと思いませんか?
ディスクゴルフ発祥の地はアメリカです。1度は経験されるのもいいかと思います。きっといい思い出になると思います。
これで、僕の話を終わります。
まだまだ、思ったことを伝えるのは慣れていませんが、日本ディスクゴルフ会の発展の為に少しでもお役に立てればと思いレポートを書きました。
最後に、この遠征においてサポートしてくれたJPDGA、Prodigy、僕の両親、職場の方々、友人に感謝の気持ちを伝えて終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
梶山 学