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今年は第20回の記念大会。例年通り、栃木県宇都宮市清原工業団地3号緑地・特設コースで開催され、プロ部門が 7月16日(土)~17日(日)、アマ部門が 18日(月)と、3日間の日程で行われました。 今回エントリー部門を分けての開催により、プロ・アマ部門、各68名、計136名のエントリーとなり、各部門、各クラスでの熱戦が繰り広げられました。


〔大会初日〕
【プロ部門:オープン、レディス、マスター、グランドマスター、シニアグランドマスター・クラス】
〔北コース・No.1~9番、計1034mP-29。南コース・No.10~18番、計1084mP-31.合計2118mP-60〕
■シニアグランドマスター・予選1R:4オーバーと安定したプレーで地元清原の主、六本木選手がトップ。
それを6投差で大滝、諸岡の両選手が追う、更に10投差で白井、五味渕の両選手が追う展開となる。
台湾から参加のPaulさん、Wenさんはテクニカルなロングコースに悪戦苦闘。 予選2R:アンダーでラウンドするのが難しいなかただ一人、1アンダー(トータル3オーバー)でトップの六本木選手、続いて18投差で諸岡選手、25投差で五味渕選手、29投差で大滝選手と続くが、 トップ独走か。
■グランドマスター・予選1R:6オーバーのトップ吉岡(達)選手を追いかけ、3投差で金子選手、4投差で藤井選手、8投差で工藤選手、9投差で早川選手が続く。 予選2R:安定したプレーで5オーバー(トータル15オーバー)とした藤井選手がトップとなる。 続き6投差で金子選手、7投差で工藤選手、清原コースにハマってトップと8投差(トータル23オーバー)となった吉岡選手、それを追って9投差の地元・櫻井選手、更に10投差で早川選手が続く。
■マスター・予選1R:7オーバーでトップに石原選手、11オーバーで坂井選手、14オーバーで吉岡(役)選手、15オーバーで高倉選手、16オーバーで平林選手が続く。 予選2R:1・9・15番でコースにハマったものの14オーバー(トータル21オーバー)で石原選手がトップをキープ。 続き2投差で坂井選手、5投差で平林選手、6投差で高倉選手と続く。
■レディス・予選1R:加藤選手、福原選手が9オーバーで同率トップ。8投差で佐藤選手、9投差で地元の兼弘(望)選手、10投差で坂井選手が続く。 予選2R:大荒れとなり順位が変わる中11オーバー(トータル20オーバー)で加藤選手がトップをキープ。10投差とスコアを落とした福原選手、ベストスコアを出して7位から一気に3位へと上がってきた塚本選手(11投差)、18投差とスコアを落とした佐藤選手と続く。、清原コースにハマってトップとの差が一気に31投差と離れてしまった兼弘選手、ここで脱落。
■オープン・予選1R:昨年トップ、2アンダーの梶山選手を先頭に、1投差で地元の松田選手、3投差で菊地選手、7投差で白井、川崎、高倉(武)の3選手が追いかける。 続く予選2R:ただ一人5アンダー(トータル7アンダー)でラウンドした梶山選手が引続きトップ、パープレーで菊地選手が松田選手に追いつき首位と8投差の同率2位、4位は首位と14投差で白井、川崎の両選手が1~2R変わらず同率で並ぶ中、高倉選手が7・11・12・14番にハマり、トップグループから脱落し初日を終える。
〔大会二日目〕
■シニアグランドマスター・予選3R:六本木選手が他の追従を許さず5オーバー(トータル8オーバー)でトップ。順番変わらず25投差で諸岡選手が続き、38投差で五味渕選手、47投差で大滝選手となる。 続く準決勝へ六本木選手、諸岡選手、五味渕選手、大滝選手が進出し、トップ六本木選手が1オーバーでラウンド(トータル9オーバー)で独走。31投差で諸岡選手、48投差で五味渕選手、50投差で大滝選手と変らず。
決勝Rは、優勝を意識し力が入ったのか6オーバー(トータル15オーバー)スコア255で六本木選手がクラス連覇の優勝。30投差で2位に諸岡選手、準決から決勝まで我慢のプレーをしてきた大滝選手が五味渕選手を抜き49投差で3位、決勝で力尽き逆転を許した五味渕選手が53投差で4位となる。
■グランドマスター・予選3R:藤井選手が前のRから実力発揮の安定したプレーを展開し3オーバー(トータル18オーバー)でトップ。同じく予選2Rの乱れを取り戻した吉岡選手が10投差で続き、反対にプレーが乱れ20投差までスコアを落とした金子選手、その後を23投差で早川選手、25投差で工藤選手、疲れが出たか26投差で櫻井選手と続く。 準決勝はこの6名で行われ、1オーバー(トータル19オーバー)で藤井選手、12投差で吉岡選手、20投差で金子選手、32投差で櫻井選手が逆転、早川選手、工藤選手が共にスコアを落とし34投差、35投差とする。 続く決勝進出は藤井選手、吉岡選手、金子選手、櫻井選手の順となるが、結果も変らずパー(トータル19オーバー)で終了した藤井選手が優勝、16投差で吉岡(達)選手が2位、24投差で金子選手が3位、32投差で地元、櫻井選手が4位となる。
■マスター・予選3R:11番ホールにハマったものの手堅くまとめ10オーバー(トータル31オーバー)で石原選手がトップをキープ。平林選手が安定したプレーで坂井選手と並びトップと2投差へ詰め寄る。トップと12~13投差で高倉(靖)選手、岸選手が、16投差で江原選手が続く。 準決勝R:平林選手がトップに詰め寄り2オーバー(トータル34オーバー)で石原選手、1投差で平林選手、4投差で坂井選手、15投差に高倉選手、岸選手が並ぶ。 決勝R:12番ホールでトップ石原選手、痛恨のダブルボギーとし平林選手に並ばれる。15番ホールで今度は平林選手がボギーとし再び1投差となるがそのまま終了となる。結果として1位から4位まで2オーバー・33でラウンドしてきたので順位は変わらず、トータル36オーバーで石原選手が優勝、1投差で平林選手が2位、4投差で坂井選手が3位、高倉選手を振り切り15投差で岸選手が4位となる。
■レディス・予選3R:安定したプレーで加藤選手が10オーバー(トータル30オーバー)でトップの座を確保。11投差で変らず福原選手が続き、3位・4位が入れ替わり18投差で佐藤選手、清原コースにハマって19投差で塚本選手となる。 準決勝R:貯金もあり8オーバー(トータル38オーバー)で加藤選手がトップ。続いて9投差と少し差を詰めた福原選手、11投差で佐藤選手、15投差で塚本選手が追う。 決勝R:準決勝に続きスコアを延ばせなかった加藤選手ですが、予選から一度もトップを譲らず8オーバー(トータル46オーバー)で昨年に続きクラス連覇で優勝。2位以下が決勝で大波乱となり、5オーバー(12投差)でラウンドした塚本選手が逆転2位、福原選手が13オーバー(14投差)で3位へ、佐藤選手も9オーバー(15投差)で4位となる。
■オープン・予選3R:予選ラウンドをただ一人アンダーで周っている梶山選手が他の追従を許さず、4アンダー(トータル11アンダー)でトップ。2R目に2位に追いついた菊地選手がパー(12投差)で守り、2オーバー(14投差)とした松田選手が3位、5オーバー(23投差)で白井選手、8オーバー(26投差)で川崎選手が続く。 準決勝R:1番ホ-ルでダブルボギーを出した影響か初めて1オーバー(トータル10アンダー)で首位をキープ。パープレイ(13投差)で松田選手が2位に、3・8・9番ホールでスコアを落とし3オーバー(14投差)で菊地選手が3位に、5・7番ホールでつまずき4オーバー(16投差)で白井選手が4位と続く。 決勝R:10~18番までの9ホールで行われましたが、第20回記念大会に相応しい素晴らしい記録が梶山選手により出されました。それは、10番(119mP3-3)・11番(96mP3-2)・12番(148mP4-3)・13番(84mP3-2)・14番(146mP4-3)・15番(176mP4-3)・16番(101mP3-2)・17番(149mP4-3)・18番(65mP3-2)、スタートの10番ホールがパー、残りのホールすべてをバディーという正に「心技体」が一体となったプレーを展開されました。結果として、8アンダー(トータルスコア222・18アンダー)で梶山学選手がクラス連覇で優勝。2位に1アンダー(20投差)で松田選手。3位に1オーバー(23投差)で菊地選手。4位に2オーバー(36投差)で白井(一)選手となる。
〔大会三日目〕
【アマ部門:アドバンス、マスター、グランドマスター、シニアグランドマスター、レジェンド・クラス】
〔北コース・No.1~9番、計825mP-27。南コース・No.10~18番、計912mP-28.合計1737mP-55〕
■レジェンド、男子・予選R:安定したプレーで若林選手が9オーバーでトップ。それを5投差で松村選手が、7投差で台湾のPaulが、9投差で重松選手、12投差で同じく台湾のWen選手が追う。 決勝R:予選からの安定を維持し若林選手が11オーバー(トータル20オーバー)で優勝。2位に若林選手と同スコアでラウンドした重松選手(9投差)が上がる。台湾のWen選手が上位2名を抜き3位となる。疲れが出たか、松村選手、Paul選手が表彰外へと順位を落とす。
■シニアグランドマスター、女子・予選R:4名での対戦となったが、緒方選手が23オーバーでトップ、32オーバーで土田選手、36オーバーで内堀、松村の両選手が続く。 決勝R:緒方(多)選手が33オーバー(トータル56オーバー)で優勝。北コースで追い上げたが追いつかず土田(光)選手(4投差)が2位となる。
■シニアグランドマスター、男子・予選R:エントリー19名という中、お隣茨城県選手団7名が上位8名の中に入っているという、正に茨城県民のためのシニアグランドマスタークラスとなりました。6オーバーで緒方選手がトップ。続いて有賀選手(2投差)、山田選手(3投差)、岩手県の斎藤選手(5投差)が追う。 決勝R:5オーバーの安定したプレーでラウンドを終えた山田選手(トータル14オーバー)が逆転優勝。2位は変わらず有賀選手(7投差)、緒方(義)選手(12投差)は南コースでスコアを落とし3位となる。
■グランドマスター、男子・予選R:手堅くスコアをまとめた五十嵐選手が8オーバーでトップ。4投差で菊池選手、5投差で白井選手、7投差で小林選手が続く。 決勝R:予選4位の小林(正)選手(トータル21オーバー)がクラス・ベストスコアを出し見事逆転優勝。安定したプレーで2位は変わらず菊池(茂)選手(2投差)、3位も変らず白井(芳)選手(8投差)となる。予選トップの五十嵐選手は清原コースにハマり入賞外と順位を落とす。
■マスター、男子・予選R:14オーバー同率トップに小室選手と地元の篠崎選手が並び、16オーバーで黒渕選手、20オーバーで万崎選手が続く。 決勝R:トップ3名が一進一退の攻防を展開し1投差で小室選手(29オーバー)が優勝。同率2位に篠崎選手、黒渕選手となる。
■アドバンス、女子・予選R:伊東選手が23オーバーでトップ。それを小林選手(1投差)、須田選手(5投差)が追いかける。 決勝R:トップ3名が一進一退の攻防を展開し1投差で伊東選手(トータル51オーバー)が逃げ切り優勝。須田選手が北コースで頑張り小林選手に追いつき同率2位となる。
■アドバンス、男子・予選R:安定したプレーで地元の山口選手(6オーバー)がトップ。続き2投差で姫井選手、3投差で米国Brian選手、4投差で黒田選手と続く混戦模様。 決勝R:10・14番でスコアを落とすが1投差で逃げ切った山口(太)選手(トータル15オーバー)が優勝。2位にスコアを上げたBrian選手、3位に4投差で姫井(豊)選手となる。
以上、入賞されました選手の皆様、おめでとうございました。
最後に、今年もすばらしいプレーを見せていただきましたプロ部門、アマ部門の選手の皆様。そして大会開催に協力いただきました宇都宮観光コンベンション協会様、大会会場の整備・提供をいただいています宇都宮市様。そして日本ディスクゴルフ協会様、大会スタッフの皆様。ありがとうございました。お陰様で第20回関東OPも無事終了することができましたこと御礼申し上げます。
〔関東OP・TD 阿久津 英隆〕