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第12回南相馬オープンが3月20・21日に福島県南相馬市の南相馬市馬事公苑特設コースで開催されました。

 東日本大震災とその後に発生した東京電力第一原子力発電所の事故により、4年間休止を余儀なくされた南相馬市馬事公苑で公式戦が開催されるのは、2010年5月開催の日本選手権以来6年ぶり、南相馬オープンを公式戦としての開催は7年ぶりになります。昨年2月、南相馬市馬事公苑のコースが再開してから「いつかは南相馬オープンを再開する」とみんなで頑張ってきましたが、こんなに早く公式戦を再開できると思いませんでした。これまでご支援、ご協力を賜りました皆様に感謝申し上げます。
 大会は、プロ部門を2day、アマチュア部門を1dayで開催、プロ部門に25名、アマチュア部門に53名で熱い戦いが繰り広げられました。
 天候は、公式練習日は穏やかな暖かい日だったのが、大会初日は晴れているものの風が強く気温も10℃を下回る天候に一変、2日目は風がややおさまるが気温は低く寒いコンデションとなった。
 コースは、これまで開催した時のコースを参考にプロ、アマチュアともプレーヤーがチャレンジしたくなるような距離、OBを設定したつもりだったが、予想以上の強風に悩まされたようでした。
 プロ部門オープンは、あの強風の中、唯一アンダーパーでラウンドを続けた菊地選手が他を寄せ付けずに優勝、あの風の中-7は素晴らしいと思います。2位は川崎選手が決勝で逆転入賞、プロレディースは、関口選手が優勝、プロマスターは、藤井選手が1R目の差を徐々に広げ圧勝。プログランドマスターは、混戦の中終始トップを競う安定したスコアを出し続けたカール選手が優勝。プロシニアグランドマスターは、準決勝で五味渕選手を逆転した白井選手がそのまま逃げ切り優勝。アマチュア部門は、初日開催のシニアグランドマスターは、終始トップスコアで優勝。シニアグランドマスターレディースは混戦の中児玉選手が僅差で優勝。レジェンドは有賀選手と重松選手が同スコアでサドンデスにより有賀選手が勝利。二日目開催のアドバンスは、アマチュア部門唯一のアンダーパーをたたき出した山口(太)選手が優勝。マスター部門は村上選手が予選の差を守って逃げ切り優勝。グランドマスターは菊池選手が終始トップスコアでダントツ優勝。グランドマスターレディースは、土田選手が予選の大差を守りダントツ優勝。
 大会を開催するに当たり、7年ぶりに公式戦を運営するのに多くのアドバイスやご協力を賜りましたが、TDそのものが震災以降公式戦をほぼ休んでいますので現在の状況が分からず不手際が多く、参加者の皆さんにご迷惑をおかけしましたこと大変申し訳ありませんでした。
 最後に、会場を提供頂いた南相馬市馬事公苑の関係者の皆様、多くのアドバイスを頂きましたJPDGAの皆様、福島県協会、南相馬市協会スタッフの皆様、そして、参加された選手の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。また来年南相馬市馬事公苑でお会いしましょう。

南相馬オープンTD 大村 善久