(2015.4.18-19東京都江東区・辰巳の森海浜公園)
(2015.4辰巳の森・白井)
梶山が接戦を制し2連覇、3回目のV!!!
レディスは福原が圧勝2連覇!
~マスターは、川崎圧勝で連覇!Gマスターは、石原が3R目抜出し、こちらも連覇~
今年の辰巳は、土日で気象条件が一変する、タフな戦いとなりました。
国内戦では最もタイトに仕切られたコースにマイナーチェンジが施され、土曜日は、強い風が難コースに拍車をかけました。昨年、アンダーパーが4人いましたが、今年は、オープン優勝の梶山一人となりました。
今回も、準決勝でカットラインが設けられ、3ラウンド終了時点で、オープン6位タイ、マスター5位タイ、Gマスター8位タイが、準決勝に進出することになりました。
<初日>
オープン:3年振り優勝を狙う菊地が、1ラウンド目で抜けだし、昨年の覇者梶山が、これを追う形で初日がスタートしました。3位に千葉、以下1差づつで望月、浅谷、高倉(武)が準決勝進出を目指すことになります。
レディス:福原が1ラウンド目、関口にリードを許したものの、2ラウンド目で逆転、10差を付けて初日を終了しました。
マスター:川崎が1ラウンド目、全体のトップスコアで抜けだし、順調にスコアを伸ばしトップ。2位には工藤が続く、昨年と同じ展開になりました。
Gマスター:昨年、初日をリードした吉岡に元気なく、石原、藤井がトップタイで抜け出す展開となりました。やや離れて、3位に金子、4位タイにカール、今林と続きます。
アマアドバンス:2年ぶりの優勝を狙う山口が、1ラウンド目から圧倒的な強さを見せて独走態勢。2位には、沖縄で山口を破った加藤が、5差で昨年優勝の佐藤と清水が続き、2位以下は混戦模様となりました。
アマアドバンスレディス:1ラウンド目、アマ全体でのトップスコアを記録した堀(菜)が、昨年のU13に続く優勝を狙います。2位には、山口(亜)1差で諸星(涼)が続き初日を終了しました。
<2日目>
オープン:準決勝進出を賭けた3ラウンド目、梶山が48の好スコアで菊地を逆転、1差で菊地が続く。5差に7選手が犇めく中でスタートとなった後続は、前半14.15番Hでダボを連発した高倉が戦線離脱。残り4Hの4番H、ここを2とした黒田に対し、5をたたいた手塚が1差で準決勝進出を逃すこととなりました。
準決勝は、千葉、浅谷、望月、タイで高橋、黒田が1差づつで続きました。ここでは、バーディー数の差が、決勝進出を決めました。梶山、菊地に続く3番手には、3つを取った望月と、2つを取った浅谷が入りました。浅谷は、公式戦初の決勝です。
決勝は、1差でスタートした梶山と菊地でしたが、3差で迎えた決勝6H目ダブル×2マンダトリーを、4でまとめた梶山に対して、8をたたいた菊地が自滅する形となり、梶山が連覇を達成しました。3位争いは、こちらも望月リード(3差)で迎えた最終ホール。80mアイランド(直径12m)。2投目で入れた浅谷に対して、5投目で入れた望月。この時点でパット勝負となりました。約6mを惜しくもはずした望月に対して、パットに著しい進歩を見せる浅谷が5mをど真ん中から沈め、逆転で3位となりました。
レディス:2日目に入っても福原の勢いは止まらず、完全優勝でV2を達成。後続に順位の変動はありませんでした。
プロマスター:川崎が3R目、その差をやや詰められたものの、圧勝で連覇を達成しました。2位には昨年同様、工藤が入り、後続には、見事決勝進出の辰巳をホームグラウンドとする、丹治、末房が、3・4位に食い込みました。
プロGマスター:2日目にギアを上げた石原が、準決勝、決勝を2アンダーパーで纏め圧勝。2連覇を達成しました。初日、石原と並走した藤井は、3R目カールに追いつかれたものの、決勝で振り切って2位。4位には、決勝で苦しんだ、今林が入りました。3R目を3位で迎えた金子は、12番と2番ホールでトリプルボギーをたたいたことが致命傷となり、準決勝でもその差は縮まらず、決勝進出はなりませんでした。
アマアドバンス:圧倒的強さを見せつける山口は、付け入る隙を与えず2年振りの優勝をものにしました。2位には、沖縄オープンで優勝した加藤が入り、3位には、昨年の覇者佐藤が食い込みました。4位には、惜しくも佐藤には届かなかったものの、1差で諸星(誠)と清水が入りました。
アマアドバンスレディス:1R目に好スコアで抜け出した、堀(菜)が、首位を譲ることなく優勝。アマ2DAYでも総合2位に入る成績でした。2位には、3R目意地の追い上げを見せた1昨年のチャンピオン山口(亜)が入りました。3位は決勝が乗り切れなかった諸星(涼)、4位に田村(千)でした。
<1DAYアマチュア>
マスター:昨年、Gマスターで優勝した本田が、マスターに挑戦。危なげない試合運びで、2階級制覇を達成しました。
Gマスター:決勝で鈴木(比)を逆転した堀(哲)が、アドバンスレディスの娘とアベック優勝を果たしました。2位には惜しくも1差で鈴木が入りました。
SGマスター:こちらも決勝で逆転した宮本が優勝しました。決勝のスタート2Hで追いつかれた根本は、1番Hで、まさかのOB、ここをバーディーとした宮本に逆転を許すこととなりました。
SGマスターレディス:寂しい参加となりましたが、難コースに挑んだ小林が、優勝しました。
レジェンド:今大会、最も縺れたのはこのクラスでした。1R目タイスコアで折り返した若林と重松は、1ホール毎に順位の入れ替わる攻防を繰り広げました。迎えた決勝8H目(16番H)1打リードで迎えた重松は、このホールをボギーとすると、気持ちの整理がつかないまま9番(17番H)で痛恨の連続ボギー。冷静にパーをキープした若林に勝利の女神がほほ笑みました。
<終わりに>
この難コースに、2日間参加していただきありがとうございました。今年は、初日、やや風は強かったものの、珍しく天候にも恵まれ、楽しいラウンドが出来たことと思います。参加者が多く、盛り上がりを見せた反面、運営面での十分なサービスが出来なかったことを、反省しております。今後、東京五輪の影響も懸念されますが、これに懲りず、ぜひリベンジにお越しください。ショートゲームの向上には、最適の大会と自負しています。
これから、本格的なシーズンに突入です。体調管理を十分にして、頑張って頂きたいと思います。終りになりましたが、この素晴らしいコースを使用させて頂いた公園関係者、協賛の(株)ヒーロー、Discgolf.jp、ファイテン(株)その他のスポンサー、そしてスタッフの皆様、本当に有難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。